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お部屋探しをする時には、ガス料金も一緒に調べたほうがいいかも?


賃貸物件を探される時、当然ではありますが「毎月支払える家賃」は限りがあります。

一般的には、手取り月給の30%以下にしないと、入居審査が通りにくいと言われているので、多くの方はそれに準じてお部屋探しをされているはずです。


ただ、賃貸お部屋探しにおいて「意外過ぎる落とし穴」として、入居したい物件のガス事情をほとんど把握していない方が多すぎです。賃貸物件におけるガス事情については、エリアによってどのガスを使用しているかどうかが「異なって」いて、さらにガス料金に関しても、物件ごとで異なっているため、希望条件に合った部屋に入居したものの、ガス料金がとんでもなく高すぎてしまって困っているといった、新たな問題が発生してしまう可能性が高いので、注意が必要です。


 

目 次

 

1.地方都市では、プロパンガスの方が多い

地方都市では、プロパンガスの方が多い

首都圏をはじめ、大多数のエリアにおいては「都市ガス」がついているのが「当たり前」となっていますが、ただ一部の地方都市においては、都市ガスの普及が大幅に遅れていて、プロパンガス対応としている賃貸物件が多いのが現状。


どうして、一部のエリアにおいて、都市ガスの普及が進んでいないのか?


都市ガスは水道と同じく「ガス管を地中に張り巡らせて」いるので、エリアによっては「そもそも物件近くまで「都市ガス用の配管」が届いていない」こともあります。このような場合は、必然的にプロパンガスを設置しなければなりませんが、ただお部屋を借りられる方においては、圧倒的に都市ガスの方がいいと考える人が多いです。


どうして都市ガスの方が良いのかというと、熱量の違いが大きな要因です。


都市ガスは「液化天然ガス」、プロパンガスは「液化石油ガス」で、熱量を比較すると、プロパンガスより都市ガスの方が「熱量が軽い」ことが特徴として挙げられます。


熱量が軽いと、消費量も少なくなるので、必然的にガス料金も安くなることから、毎月のランニングコストの面を考えた場合、圧倒的に都市ガスを選んだ方が「オトク」となります。


プロパンガスを供給している会社も、この点は十分承知しているものの、ただそもそも使用しているものが違いすぎることもあるので、会社側がどれだけ頑張ったとしても、都市ガスと同じようなガス単価を設定することは不可能です。


都市ガスがプロパンガスより「安い」理由は、コスト面があまりにも違いすぎる点も、特徴として挙げられます。

都市ガスは、地中深くにガス管を張り巡らせているので、水道と同じような感覚で使用することができることから、コストがあまりかかってはいません。

一方プロパンガスは、月に1度の割合で、ガスタンクにガスを充てんしなければならないことから、必然的に輸送コストが発生するので、その分をガス料金に上乗せしなければなりません。



2.プロパンガスは自由価格

プロパンガスは自由価格

都市ガスは、2017年度から「料金自由化」となりましたが、プロパンガスはもともとガス自由化となっていたことから、物件によって「ガス料金は大きく異なっている」のが現状です。


ご入居者様が毎月支払っているガス料金は、ガス契約をしたことによって、自動的に発生する基本料金+ガス会社が定めた「ガス単価」に使用料をかけた「従量料金」の合計となっています。このうち特に一番重要となってくるのは、ガス会社が定めた「ガス単価」です。


これに関しては、ガス仕入れ状況(世界的な経済情勢が加味しています)によって、変動はあるものの、実はガス単価が高い会社と安い会社とでは、2倍ぐらいの差が生じていることから、特にガス消費量が多い冬場においては、ガス会社が違うというだけで、毎月の支払料金には大きな差異が生じているものの、この事実に関しては「多くのご入居者様は承知していない」ので、自分達が使用しているガスが「高いかどうか」でさえも、把握していないはずです。



3.ガス料金が高いからと言って、交渉することはNG

ガス料金が高いからと言って、交渉することはNG

ガス単価や基本料金の相場に関しては、ネットなどを検索すれば、エリア内における相場状況を把握することができますが、ただ自分達が使用しているガス料金が、相場より高k過ぎてしまっていると、だまされた感が強くなってしまい、ついガス会社にクレーム&単価引き下げを要求したくなります。


ただ、単価引き下げは「できない」のが実情です。


どうしてできなのかというと、賃貸のガス供給に関しては、一旦敷地内にある「ガスタンクにガスを充てん」を行わなけばなりませんが、実はガスタンクの所有者は、物件を所有しているオーナーさんであるため、オーナーさんからガス供給会社に対して「ガス単価の値下げ交渉」は行うことができるものの、ご入居されている方に関しては、たとえガス料金が高い状態であっても、交渉をする権限そのものがないため、もしどうしてもガス単価を値下げしてほしいと思う時には、物件を所有しているオーナーさんに相談するしか方法はありません。



4.まとめ

プロパンガスが設置されている物件においては、ガス単価が会社ごとで異なっているため、場合によっては、相場より高い単価設定になっている可能性があります。


事前にこの事実を知っておいた上で、お部屋探しをした場合、入居後に「ガス料金が高すぎる!」といった嫌な経験をすることはありませんが、ただエリアによっては「プロパンガスしかない」所もあるので、この場合「仲介担当者にガス料金はどうなっているか」について、確認ができるのであれば、確認をされたほうがいいと思います。



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