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入居後に発覚した設備故障などは、誰が支払うの?


賃貸物件に設置されている設備は、オーナーさんが所有権を持っているため、原則としては勝手に対応することはNGとなっています。


基本的に、入居(契約)前には、管理会社担当者が「室内確認作業」を行うので、入居後にトラブルが発生するようなことは、あまりないのですが、ごく稀に入居後にトラブルが発生することがあります。


この際、もし設備交換などを行った場合、誰がその費用負担をしなければならなくなるのか、分からなくなってしまいますよね?


そこで今日のブログは、入居後に発覚した設備故障などの対応方法について、お伝えさせてもらいます。

 

▼目 次

 

1.害虫駆除をしたのに、入居後害虫が発生した

契約時に支払う初期費用の中には、オプション扱いのものがあり、害虫駆除に関してはオプション対応となっているところがあるので、お客様の判断次第で取り外すこともできます。


ただ大抵のお客様は、入居後に害虫が室内で発生することを忌避することから、外部業者による害虫駆除を依頼するケースが多いです。専用の薬剤を室内に散布し、また害虫が発生しそうな個所に「穴」等が開いていた場合には、しっかりと対応してくれることから、薬剤散布後数か月程度は、害虫が室内には入りにくい環境を作ってくれます。


ただし、ごく稀ではありますが「入居後すぐに、害虫が発生」してしまい、管理会社に相談されるケースがあります。室内から発生することは「基本的には考えづらい」ので、恐らく外部(例えば帰宅時に玄関を開けた瞬間に、害虫が侵入した)からの侵入が疑われますが、入居してすぐに発生してしまった場合には、管理会社に連絡してもらうことによって、無償対応してくれる可能性が高くなります。



2.エアコンから嫌なニオイがしてきた

エアコンから嫌なニオイがしてきた

基本的に、退去後に「室内クリーニング」が行われ、備付エアコンに関しても「エアコンクリーニング」を実施しているケースが多いため、入居後に「エアコンからニオイが発生」するようなことは、殆どありません。


ただし、管理会社によっては「エアコンクリーニングを実施」していない所もあるので、万が一エアコンクリーニングをしていないと、ニオイが発生することもあります。この際は、遠慮なく管理会社に相談し、「エアコンからニオイが発生する」から対応してほしいと伝えると、対応してくれる可能性は高いです。


また、エアコンクリーニングを入居前に実施ていたにも関わらず、入居後にエアコンからニオイが発生することも、ごくまれにあります。これは経年劣化が関連している可能性があるので、もしエアコンクリーニングを実施済みなのに、ニオイが発生している場合には、交換するしか対処方法はありません。もちろんですが、この場合の交換費用は、オーナーさん持ちとなります。



3.床や壁などにキズや汚れがあった

床や壁などにキズや汚れがあった

基本的に、内見した部屋において「目立たない程度のキズや汚れ」があったとしても、オーナーさん的には「現況を最優先」としているため、お客様から指摘してもらわなければ、対応しないこともあります。


ただし、入居前にあったキズや汚れなどは、当然ながら「お客様が原状回復に戻す義務」はありませんので、退去時に請求が発生することはまずありません。


管理会社も「入居前にキズや汚れを確認し、お客様が納得したもの」に関しては、その個所を記録しているはずですので、退去時に原状回復を請求することはありませんが、トラブル防止のためにも、お客様の方で「写真などで記録」を撮られると、効果的です。



4.残置物は入居者負担となる

残置物は入居者負担となる

基本的に「室内に設置されている設備や内装」に不備があり、その原因が「経年劣化など」の理由であれば、現入居者様の過失は問われません。


しかし、前入居者様がオーナーさんから許可を得ておいて言った設備(これを残置物と言います)が、入居後において故障や不具合が発生してしまった時、残置物は設備ではないため、オーナーさんにお願いしても、対応してくれない可能性が高くなります。


残置物がある物件に入居する場合には、契約前に必ず担当者から説明を受けるはずですので、「残置物であることを知らなかった」といった言い訳は通用しませんので、ご注意下さい。



5.まとめ

原則的に、しっかりと物件管理をしているところでは、入居前チェックを必ず行っていますので、入居後にトラブルが発生するようなことは、殆どないといっても過言ではありません。


一方、「原状回復程度しか対応していない物件」「家賃値下げしか行っていない」物件では、室内クリーニングなどが甘い傾向となってしまうため、要注意となります。


もし内見時に設備不良やキズなどを発見した場合には、入居前までに対応してくれるかどうかを確認した上で、契約を決めた方が、結果的にはプラスになる可能性が高くなります。


 

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#原状回復

#賃貸借契約

#入居後

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