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礼金が高すぎる!交渉すれば大丈夫?


賃貸物件に入居する際には、初期費用を支払わなければなりません。

初期費用の相場に関しては、エリアや入居先の築年数によって、設定項目が違うので、これといった相場を言うことが難しいのですが、当物件がある山梨県の場合における「初期費用の相場は家賃4か月分程度」と言われています。


お部屋探しをされている方において、初期費用は可能であるならば「1円でもいいから安くしたい」と考えているはずで、特に礼金が設定されていると、必然的に初期費用が高額になってしまいます。


では、契約前に交渉すれば「礼金を無料」にしてもらえることができるのでしょうか?


 

目 次

 

1.礼金とはそもそも何?

礼金とはそもそも何?

本題に入る前に、そもそも礼金とはどのような費用なのかについて、お伝えさせてもらいます。


一昔前は、今より賃貸物件の供給数が「圧倒的に少なかった」ので、賃貸物件に入居する事自体が難しかったそうです。また最終審査ともいえる「オーナー審査」において、オーナーさんが入居を認めなければ、仮に家賃支払い能力があったとしても、入居する事自体ができないので、入居が認められた時には「オーナーさんに御礼」の気持ちを表すために、謝礼金を払うのが慣習化されました。これが礼金の始まりであると言われています。



2.礼金設定がされている物件とは?

礼金設定がされている物件とは?

近年の賃貸業界において、礼金が設定されている物件には、ある共通点があります。

それは、築年数が浅い物件は、ほぼ確実と言ってもいいほど、礼金設定がされています。


どうして築年数が浅い物件には礼金が設定されているかというと、これはズバリ「利益が欲しいから」です。

新築/築年数が浅い物件のお部屋は、最新設備が充実しているので、「新生活は築浅物件で生活したい」と考える方が非常に多く、また築浅物件の家賃は「エリア内においても高い水準」となっていることから、一定の収入がなければ「生活を維持」することができません。


そこで、管理会社では「利益を最大限確保」するために、あえて礼金を設定しています。礼金の一般的な相場に関しては「家賃1か月」が大半を占めていますが、ただ新築物件の一部においては、家賃2か月分の礼金設定がされている所もあります。



3.交渉すれば、礼金は抑えられる?

交渉すれば、礼金は抑えられる?

礼金が設定されていると、必然的に初期費用が高額になることが予想されますことから、お部屋を借りられるお客様としては、何とか礼金を抑えたいと考えるはずです。


では、交渉すれば礼金を無料にすることができるのかというと…

残念ではありますが、特に「新築」「築5年未満」の物件においては、交渉は決裂する可能性が極めて高いと言えます。


築年数がある程度経過している場合や、空室期間が長期化している物件であるならば、礼金交渉をした場合、無料にしてもらえる可能性はあり得ますが、ただ築年数が浅い物件は、所謂「収益物件」であるため、交渉が入ったとしても「お断り」される可能性が高く、交渉頻度が多い場合には、礼金なしの物件を紹介されてしまう可能性(事実上の入居拒否)が出てきますので、注意が必要です。


 

なお、繁忙期(1月~4月中旬)以降に建てられた新築物件や築5年未満の物件においては、お部屋探しをされる方が少なくなるので、物件の空室期間が少し経過している物件であるならば、ごく僅かではありますが、交渉の余地は残っています。

 

4.礼金支払いをしたくない人には?

礼金支払いをしたくない人は、リノベーション物件はいかがですか?

基本的に、礼金設定がされている物件は「築年数が浅い物件」に集中しています。築年数が浅い物件は、比較的きれいでおしゃれな物件であることから、入居したいと考える方が多いと思われます。


そこで、もしおしゃれな部屋に住みたいけれど「礼金は支払いたくはない」と考えている方は、リノベーション物件はいかがでしょうか?


リノベーション物件とは、築年数は経過していますが「室内空間は、新築物件と遜色がないぐらい、おしゃれ」になっていますが、家賃が新築よりリーズナブル。さらに物件によっては「礼金設定がない」こともあり得ますので、もし礼金を支払いたくはないと考えている方で、おしゃれな部屋に住みたいと考えている方は、リノベーション物件を入居候補として考えたほうがいいのではないでしょうか?



5.まとめ

礼金設定されている物件では、基本的に入居交渉をしても、交渉が成功する可能性が低くなってしまいます。


ただし、閑散期(特に6月~8月)に入居される方においては、場合によっては「築年数が浅い物件」であったとしても、礼金を無料にしてもらえる可能性は出てきます。


これは、閑散期は「お部屋探しをされる方が少なすぎる」ため、できる限り入居交渉が入ったとしても、対応ができるものに対しては対応してもらえる可能性が高くなるので、もし入居時期をずらせられる方は、閑散期を狙うのもひとつの方法です。


ただし、築年数が5年未満の物件においては、閑散期であっても「需要が見込まれる」ことから、交渉したとしても断られる可能性があります。


 

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