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賃貸契約時に緊急連絡先を教えてと言われた。どうして?


賃貸物件を借りる(契約)する際に、今の時代では「必ず緊急連絡先」を記載しなければならないことが多いです。初めてお部屋探しをする方にとって、どうして緊急連絡先を指定しなければならないのか?懐疑的に思われるかもしれませんが、これにはしっかりとした理由がありますので、出来れば早めに緊急連絡先に指定してもよい方に、連絡を取って了承を得ておくと、契約がスムーズにいきます。


 

目 次

 

1.緊急連絡先をどうして指定しなければならないの?

緊急連絡先をどうして指定しなければならないの?

基本的に管理会社・オーナーさんが緊急連絡先に指定されている人に、連絡することは、まずありません。


では、どうして契約時に緊急連絡先になってもらう方を「指定」しなければならないのか?


それは、管理会社が契約者様と「どうしても連絡を取りたい」と思った時、契約者様本人と連絡が取れないケースはあり得る話。

もしかすると管理会社からの電話連絡を無視/気づいていない可能性があるので、この様な場合には、緊急連絡先に連絡をして、至急契約者様に管理会社からの要望などを伝えてもらうために、契約時においては緊急連絡先になってもらう方を指定してもらっています。


なお、緊急連絡先に関しては「保証会社利用物件」のみであり、保証会社を利用していない物件で、連帯保証人がついている場合においては、緊急連絡は連帯保証人に指定されている方に、お伝えいたします。



2.緊急連絡先の方に連絡する場合

管理会社が緊急連絡先に指定されている方に、連絡する場合は、主に2つのケースが考えられます。


1)家賃滞納した場合

保証会社を利用されている場合において、再引落日までに「家賃入金」が確認できないと、滞納扱いとなり、この場合保証会社が「一時的」に家賃を立て替えて支払いますが、家賃債務は当然ながら無くなってはいないので、この場合保証会社に立替分を返済しなければなりません。


保証会社では、債権を至急回収しなければならないため、ご契約者様本人に「電話連絡」を行いますが、電話に出られない/居留守などで、本人と連絡がつかない場合においては、緊急連絡先に連絡をして、本人と連絡したい旨を伝えてほしいと、お願いするケースが一般的です。


なお、緊急連絡先に指定されている方は、たとえ契約者様が「家賃滞納」していたとしても、法的な連帯責任は「一切ありません」のでご安心ください。

(一方、連帯保証人になっている方は、債務の連帯責任を負うことになります)


2)緊急的な事案が発生した場合

ご契約者様が賃貸物件において「トラブル」にまきこまれ、管理会社がご本人に連絡しても「応対」がない場合においては、管理会社は緊急連絡先に指定されている方に「連絡」して、契約者様に至急連絡してもらうようにお願いすることがあります。



3.理想的な緊急連絡先とは?

理想的な緊急連絡先とは?

緊急連絡先になってもらう方について、特段規定みたいなものはありませんので、誰になってもらっても差し支えはありません。


ただ緊急連絡先を指定する場合、そもそもよほどのことがない限り、緊急連絡先に指定されている方に、連絡することはない=逆の意味においては「何か問題が発生したから連絡をしなければならない」ことになるので、出来ることであるならば、ご両親をはじめとする血縁関係が濃い方を指定してもらえると、管理会社はとても喜びます。


なお、家庭の事情などでご両親や親戚の方に「緊急連絡先」になってもらえない方については、お友達などになってもらっても、差支えはありませんのでご安心ください。



4.まとめ

緊急連絡先に関しては、特段規定がないため、基本的には「誰になってもらってもOK」ではありますが、緊急連絡先に本当に連絡する時は「家賃滞納」などといったプライベート的な情報が多いため、できることであるならば、身内になってもらったほうが、ある意味気を使わないので、いいのかもしれません。


もしお友達などが、緊急連絡先NGであった場合には、有料にはなってしまいますが、保証人代行サービス会社にお願いすることで、緊急連絡先に指定することができます。詳細に関しては、不動産仲介会社までお問い合わせください。


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