賃貸物件を退去する場合には、入居時と同じ状態に戻さなくてはなりません。
引っ越しを機に、今まで使用していた家具や家電を処分しようと考えている方も多いと思われますが、もし処分をする場合、どこにもっていけばいいのかわかりませんよね?
そこで今日のブログでは、退去時における粗大ごみ対応について、お伝えしていきたいと思います。
目 次
1.退去日以降に、室内に荷物があると、処分費用が発生する
賃貸物件においては、退去日当日までに「室内にある荷物」はすべて撤去しなければなりません。
退去後、管理会社担当者が室内確認を行いますが、その時点で「家具や家電」があった場合には、すぐに回収するように伝えます。
家具や家電には「資産価値がある」と認められるので、仮に退去後に室内に家具や家電などを、勝手に処分してしまうと、損害賠償を請求されてしまう恐れがあるからです。
もし管理担当者から「何度も連絡」しているのにも関わらず、引き取りに来ない場合には、所有権を放棄したとみなして、管理会社の方で処分を行いますが、ただこの時処分費用に関しては「借主責任」となってしまうので、費用請求が発生します。
万が一、費用請求に応じない場合で、入居時に「家賃保証会社」を利用していた方に対しては、保証会社に処分費用を請求することになるので、後日保証会社から立替分を請求されることになります。
なお、保証会社から連絡が届いた時点において、信用情報機関に情報が掲載されてしまうリスクを負うことになる点は、注意が必要です。
2.近隣のごみ収集センターにもっていく
市区町村によって対応は異なるものの、粗大ごみ収集日は「月1回~2回」となっていることから、例えば「引越し日と粗大ごみ回収日が同じ」の場合は、当日にごみ収集場所に各自が持っていけば、一番楽ではありますが、ただ収集日が完全に退去日とは重ならない場合には、近隣にある「ごみ収集センター」にもっていけば、有料ではありますが回収してくれます。
3.ごみ回収業者さんにお願いする
車を所有していない方や、免許がない方は、ごみ収集センターに持ち込むことができませんので、粗大ごみを出す場合、どのように対応すればいいのかわからなくなってしまいますよね?
ごみ収集センターにもっていくことができない方は、市区町村が指定している「収集運搬業者」に連絡すれば、回収に伺うことができます。ごみ収集センターに持ち込むよりも、費用は掛かってしまいますが、ただ自宅まで来てくれる点においては、メリットであると言えます。
4.まとめ
賃貸物件を退去する時には、どうしてもごみが多くなってしまいます。
特に燃えるごみなどは、通常の倍以上の量となってしまうことから、もし事前に処分が可能なものがある場合には、引越しをする前月あたりから、少しずつ処分して頂くと、ごみ置き場がごみで溢れるようなことにはなりにくくなるので、ご協力して頂けると助かります。
Comments