賃貸物件を借りる場合、必ず入居審査が行われます。
入居審査とは、部屋を借りる方(主契約者)が「家賃支払い能力があるか」「人格に問題はないか」審査を行い審査に合格しなければ入居(契約)することはできません。
東京大学空間情報科学研究センターの調査によると、入居審査通過率は82.8%で10組に1~2組は入居審査に落ちてしまう計算となります。
近年では契約時に家賃保証会社を利用するケースが多くなったため、入居審査の際家賃保証会社も独自審査を行いますが、入居審査で「滞納歴/強制退去歴」が確認されると審査で弾かれてしまう可能性が高くなります。
Yahoo!不動産知恵袋において、とある女性が「男性と同棲を開始したいと考えているが、契約者(男性側)が「クレジットカード滞納が3社」あり、2社は完済したものの、残りの1社は「もう完済できそう」だが入居審査が通るか不安と訴えていました。
そこで本投稿は「クレジットカード滞納が1社」でもあると入居審査に落ちてしまう可能性があるのか、また代替案について、お伝えさせていただきたいと思います。
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山梨県甲府市にあるグレイスロイヤルは、築年数は経過していますが、2018年以降空き部屋を随時「おしゃれなカフェスタイル」にリノベーションを行った上で、募集を行っております。ご入居されたお客様からは「賃貸でカフェスタイル生活ができて、友達から羨ましいと言われた」等喜びの声を多数頂戴しています。
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▼目 次
1.大手管理会社物件では、保証会社必須が殆ど
近年の賃貸市場では約8割以上の物件で契約時家賃保証会社を利用していると言われていますが、ここで家賃保証会社について簡単に説明します。
家賃保証会社とは借主が家賃滞納した場合、借主に代わって貸主に家賃立替を行う会社のことです。
家賃保証会社が普及する前は、契約時に連帯保証人をつけることが入居条件でした。連帯保証人をつけることで法的に主債務者(借主)と同様の返済義務を負うことになるため、貸主は滞納リスクを減らすことができます。
しかし最近では「両親の高齢化」「親や親戚に連帯保証人を頼みにくい」方が多くなったことから、2000年代に家賃保証会社が生まれ次第に普及していきました。
家賃保証会社を利用することで原則契約時連帯保証人が不要になるため、従前と比べると部屋が借りやすくなり、また万が一家賃滞納あった場合も保証会社が一時的に家賃を立替て支払ってくれます。
しかしその一方で…
契約時に初回保証料として家賃50~100%を支払う
年1回更新料(1万円~2万円)もしくは月額保証料を支払う
ことになるため借主負担は大きくなります。
1点気を付けないといけないのが、保証会社は一時的に家賃を立替ても、債務がなくなったわけではありません。後日保証会社から立替分が請求されますので、必ず支払わなければなりません。
2.信販系保証会社では、一発でアウト
仲介会社で提携している保証会社は、主に3つのグループのどれかを利用しています。
・独立系
管理会社の関連会社が運営している保証会社のことで、独自の基準で入居審査が行われています。信用情報機関に属していないため信用情報を確認することができない「唯一の保証会社」。一般的に審査は甘いと言われています。
・信用系
保証業協会などに加盟している保証会社では、独自の信用情報機関を作り情報共有をしています。
協会内の保証会社を利用した契約者が過去5年間に「家賃滞納」「強制退去」をすると履歴が確認できるため入居審査通過が難しくなります。
・信販系
クレジットカード会社が運営している保証会社では「CIC(指定信用情報機関)」「JICC(日本信用情報機構)」の信用情報を確認できるため、保証会社審査では最も厳しいと言われています。
信販系保証会社審査で落ちてしまうケースとしては、クレジットカード滞納/税金滞納を挙げることができます。
※備 考
信用系と信販系は「つながりが全くない」ので、それぞれの信用情報を確認することはできません。
保証会社必須物件では、家賃保証会社における入居審査がまず最初に行われます。
家賃保証会社が審査時に確認する点は…
過去5年間に滞納歴や強制退去歴などがあったか?
家賃支払い能力(おおむね家賃が手取り収入の3割以下に抑えられているか?)
を確認します。
そのため冒頭で取り上げたケースの場合、仲介会社が信販系保証会社を利用していると信用情報を確認できるため、直近5年間で滞納履歴があると入居審査に通らない可能性が高くなります。
滞納履歴があっても、滞納額が少額/すぐに返済した履歴があれば、家賃支払い能力などを総合的に判断して入居可否を決めますが、投稿者のケースではクレジットカード3社滞納しているため「悪質」と判断される可能性が高くなり入居審査通過は厳しくなります。
3.救済してくれるが、管理会社審査では不利に
家賃保証会社審査で万が一落ちたとしても、仲介会社は提携している別グループの保証会社に再審査してもらうよう依頼します。
先程もお伝えした通り、信販系と信用系保証会社は相互の信用情報は確認できないため、再審査では入居審査が通ることもあります。
家賃保証会社審査が通ると管理会社(貸主)審査となりますが、再審査になると管理会社にもその情報が伝わります。
管理会社は家賃滞納をものすごく忌避するため、滞納歴/強制退去歴がある方に対しては非常にシビアに対応します。そのため家賃支払い能力があったとしても滞納歴があることを理由に入居をお断りすることがあります。
4.打開策はあるの?
直近5年間に滞納歴があると、家賃保証会社審査でつまづいてしまう可能性が高くなりますが、滞納歴があっても入居審査をパスする方法は実はあります。
二人暮らしをされる方の場合、滞納履歴がない方を主契約者にする
管理会社は家賃支払い能力があれば、主契約者が女性であっても何ら問題はありません。例えば男性側に滞納歴があり女性側は滞納歴がなければ、女性側を主契約者とすることで入居審査が通りやすくなります。
独立系保証会社を利用している物件に入居する
仮に信用情報機関に登録されてしまっても、独立系保証会社は信用情報を確認することができないため、家賃支払い能力があれば入居審査に通りやすくなります。
ただし過去に同じ独立系保証会社を利用していた物件で滞納/強制退去歴があると、入居審査で弾かれてしまう可能性が高くなります。
保証会社不要物件に入居する
数は少ないものの一部の物件では家賃保証会社を利用していないため、滞納歴や強制退去歴があっても、家賃支払い能力があれば入居できます。
UR賃貸/ヴィレッジハウスは家賃保証会社は利用していません。
5.まとめ
今回は「クレジットカード滞納が1社」でもあると入居審査に落ちてしまう可能性があるのか、また代替案について、お伝えしました。
家賃保証会社によって審査基準が異なるため、滞納履歴が確認できても保証会社によっては審査を通すことがあります。
ただし管理会社は滞納による強制退去を最も忌避しているため、仮に家賃支払い能力があっても管理会社(貸主)によっては入居を断ることもあり得ます。
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