賃貸物件には基本的に備付のエアコンが1台設置されています。１LDK以上の賃貸物件の場合、物件によって洋室にも備付エアコンが設置されていることがありますが、物件によって対応が異なっているのが現状です。
近年化石燃料／天然ガスの価格上昇により、電気料は非常に高くになっています。特に夏と冬はエアコン使用頻度が多くなるため、省エネタイプのエアコンが設置されていると家計にとってとても助かります。
内見時備付エアコンの製造年を聞く方は少なく、恐らく多くの方は入居後エアコンの製造年を確認することになりますが、入居後交渉すれば最新エアコンに交換してもらうことができるのでしょうか？
結論から先に申し上げますと、故障していない限りオーナーさんには修繕義務が発生しないため断られる可能性は高いです。
賃貸物件に設置されている設備はオーナーさんが所有権を持っています。そのため設備交換する場合は必ずオーナーさんの承諾を得なければなりません。
オーナーさんが設備交換する場合は基本的に「経年劣化が原因と思われる設備不具合や故障」した場合のみで、電気代を抑えたい理由で最新モデルのエアコンに交換する義務は一切ありません。
そのため最新モデルのエアコンに交換してもらえる可能性は極めて低いです。ただし裏ワザを使えば交換してくれる可能性は高くなります。
裏ワザ①：内見時
物件を所有しているオーナーさんは募集部屋を1日でも早く埋めたいと考えています。特に築10年以上経過している物件は集客に苦戦することがあるため、内見者様から入居交渉が入ると対応してもらえる可能性が高くなります。
「エアコンを最新モデルに変えてくれたら入居する」と交渉すると、対応してくれる可能性があります。なおオーナーさんがエアコン交換OKした後で契約をキャンセルするとトラブルに発展する可能性が高くなるため注意が必要です。
裏ワザ②：更新時
賃貸物件の価値は築年数の経過と共に下落するため、家賃相場も右肩下がりになります。賃貸物件は2年に1度契約更新時を行いますが、現況家賃とエリア内の家賃相場が乖離していることがあります。乖離している場合は家賃値下げ要求することができますが、オーナーさん的には値下げは避けたいのが本音です。
そこで値下げ要求の代わりとしてエアコン最新モデルに変更してほしいとお願いすると、オーナーさん的には家賃値下げを回避できるため対応してくれる可能性が高くなります。
エアコン電気代を少しでも抑えるには…
設定温度を調節する
エアコン使用時はカーテンを閉める
サーキュレーターを使い室内循環をよくする
2週間に1度フィルターを掃除する
電力会社／契約プランを見直す
冬季は石油ファンヒーターを合わせて利用
すると効果が期待できます。
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