これから同棲を検討しているカップルの方にとって、賃貸のお部屋探しはとてもワクワクするものですよね。結婚を意識した同棲をするために、賃貸物件を借りる場合、仲介会社的には「社会的責任を伴ってくれる」と判断するので、そうでない場合と比べると、入居審査が通りやすくなります。
ただその一方で、同棲する時「気を付けなければならない点」が、実はあることをご存知でしょうか?この事実を知らないまま、「お部屋契約をしたばかりに、トラブルになる可能性」は、実はあり得てしまうことから、契約する前には、しっかりと話し合いをされてから、契約されることをおススメします。
目 次
1.賃貸同棲で、トラブルになりやすい問題とは?
結婚を意識しているカップルの中では、婚約をする前に「同棲を開始」する方が多いと思われますが、at-homeが2015年に発表したリリースによると「同棲カップルのゴールイン(結婚)」は、約5割に達しているとのことです。
2組に1組は、そのままゴールインするのに対して、1組は「残念ながら同棲を解消」されたことになります。
今まで別々の家で暮らしていたカップルが、ひとつ屋根の下で生活することになると、当然ながら「許容できない部分」(=巣の部分)は見えてしまい、妥協できる範囲内かどうかによって、そのままゴールインできるかどうか、大きな岐路に立たされることになります。
実は、賃貸で婚約前に「同棲」を開始される方における「入居審査が厳しくなる」最大の理由は、もし同棲解消となった場合、「賃貸借契約を解除」する可能性が高くなり、下手すれば、1年程度で退去ということもあり得ることから、オーナーさんとしては「それならば、もっと別の方に入居してもらいたい」と考えるのが普通であるので、どうしても入居審査が厳しくなってしまいます。
ただ、普通の退去であるならば、まだ問題はないのですが、契約されている部屋の「主契約者」が、誰になっているかによって、実はトラブルに発展してしまう可能性が高くなります。
2.ある日突然、督促状が届く?
万が一にも「同棲を解消」する場合には、「賃貸借契約は解除」して下さい。
どうして、賃貸借契約を解除することを勧めるのかについて、例えば「彼女さんがもともと借りていた1LDK賃貸に、彼氏さんが一緒に住むこと」になって、同棲を開始したとします。
この場合、毎月の家賃支払いは「彼女さん」となるので、彼女さんが指定する普通口座から毎月家賃が引き落とされます。しかし、同棲を解消しようとした際、彼氏さんが「この物件はものすごくオトクだから、家賃は自分が支払うから住み続けたい」と申し出て、彼女さんが部屋を出て言った場合でも、家賃支払い義務はあくまでも彼女さんとなってしまいます。
彼氏さんが口約束したとしても、家賃支払いをしなければ、当然ながら「管理会社は彼女さんに督促」を行うことになるので、当の本人も「督促が来たことによって事の重大性」を初めて知ることになり、当然ながら元カレさんとトラブルになってしまいます。
3.トラブルを防ぐ方法とは?
賃貸で同棲を解消しようと思った時、女性側は「今すぐ解約したい」と考える可能性が高いと思われますが、男性側は「消極的な考え」方を持っている可能性が高いです。
もし、同棲を解消しようと思った時、相手側が「このまま住み続けたい」と申し出て、その意志が固い場合には、「賃貸借契約のまき直し」を行うことをおススメします。
先程の例に戻って説明すると、元々彼女さんの名義で「賃貸借契約」した部屋で、彼女さんが部屋から退去したいと考えているのに対して、彼氏さんが「このまま住み続けたい」と主張した場合、実は「契約解除することなく、契約者を変更」することができます。
業界用語になってしまいますが、このことを「巻き直し」と言います。
巻き直しをする際、主契約者となられる彼氏さんについて、今までは契約上「同居人」の立場であったことから、家賃支払い能力がなくても、入居することはできましたが、巻き直しする場合においては、彼氏さんが「家賃支払い能力があるか」保証会社に審査を依頼することになります。(近年では、契約時に保証会社に加入必須が前提となっているため)
保証会社審査に通過することができれば、「初回保証料」+「仲介手数料」を仲介会社に支払うことによって、このまま住み続けることは可能です。一方で「保証会社審査で入居拒否」判定が出てしまった場合、巻き直し自体が難しくなってしまうので、契約することができなくなるので、退去しなければならなくなります。
4.最悪ブラックリスト掲載に
近年の賃貸業界では、大手管理会社物件ではもちろんのこと、街の不動産屋さんが管理している物件でも、「契約時、指定する家賃保証会社」に加入することを入居条件に入れています。
保証会社に入ってもらうことによって、万が一「家賃滞納が発生」しても、保証会社が管理会社に「家賃を立て替えて支払ってくれる」ので、管理会社・オーナーさん的には、ご入居者様が「家賃滞納をしている」事には気づきません。
保証会社によって対応は異なりますが、一般的には「家賃滞納を連続3か月以上続いている」場合には、保証会社は「家賃回収+強制退去」を求めて提訴してきますが、この時初めて「管理会社やオーナーさんは家賃滞納が発生している」ことに気づきます。
もちろんですが、保証会社は「滞納分を返済」してもらえれば、提訴するようなことはあり得ません。しかし、滞納歴がついてしまうと、様々な部分で悪影響を及ぼしてしまう(信用情報機関に掲載されてしまう)ので、今回のような同棲解消する時には、「巻き直しをしてもらう」か「契約を解除」のどちらかをするしか、方法はありません。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
同棲を開始しようと思っているカップルは、結婚を視野に同棲を始められる可能性が高いので、「よもや別れる」といった考えは全くないはずです。
ただ万が一にも、同棲を解消しなければならない場合、賃貸契約のことをしっかりと考えておかないと、場合によっては契約者は全く知らない所で「家賃滞納」が発生してしまう可能性が出てきてしまいますので、要注意です。
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