賃貸物件で畳がある部屋があると知った時点で「自分にはあり得ない」と思っていませんか?畳というと確かに「昭和の香り」がしてくるようなイメージが強く、また最近の若い世代の方は、実家に「和室部屋」がない方も多くいるので、わざわざ和室部屋がある賃貸に住もうとは思いませんよね?
ただ最近の畳は、皆さんがよく見かける「縁がある畳」以外にも、沢山の種類がでてきて、しかもおしゃれなものもあるので、インテリアにも合いやすくなっています。
また賃貸で和室部屋があることは、実はお客様にとってもメリットが多くなるので、和室部屋がある賃貸に入居しないのはもったいない!
そこで、今日のブログは「最新の賃貸和室部屋」についてお伝えしていきたいと思います。
目 次
1.昔は当たり前の賃貸和室がどうして減少したか
2.畳とダニ
3.おしゃれな和室部屋ご紹介
4.賃貸で和室部屋があったほうがいい理由とは?
5.まとめ
1.昔は当たり前の賃貸和室がどうして減少したか?
つい30年ぐらい前までは、ファミリー向け賃貸物件では、比較的和室部屋は標準装備になっていました。ただここ30年の間で、急速に賃貸の和室離れが加速していきました。
賃貸の和室離れが加速した理由として…
①退去時に表替え費用が発生するから
通常の畳は日焼けしやすいので、入居期間中きれいに使用していたとしても、どうしても色が変色してしまい、そのままの状態では次のお客様にお貸しすることができなくなってしまいますので、退去時に「表替え費用」が必然的に請求されます。
②実家に和室部屋がない
実家に和室部屋がない方は、和室部屋の良さをあまり知らないので、退去時に表替え費用が必然的に発生する和室部屋を選ぶことはまずありません。
③堅苦しいイメージ
縁があり緑色の畳というと、昭和のイメージを感じさせるような雰囲気となってしまいます。賃貸を探しているお客様の多くは「室内と家具との調和」を大切にされているので、レトロ雰囲気が出てしまう、昔ならではの畳は、お客様のイメージとは真逆となってしまいがちになります。
2.畳とダニ
賃貸の和室離れを加速させてしまった原因として、畳とダニの関係を忘れてはいけません。
畳の部屋って、実はダニにとっては好都合。
畳の部屋って、掃除をあまりしなくても大丈夫というイメージが強いと思いますが、ただ掃除を怠っていると、髪の毛やフケなどが落ちている場合があり、ダニはこれらを食べて繁殖していくことから、アレルギーをお持ちの方にとって、和室部屋での生活はしたくないと思うのが本音。また小さなお子さんがいるご家庭にとっても、ダニが出やすい和室部屋では子育てをさせたくないと、一方的なイメージがついて回っているのが現状です。
3.おしゃれな和室部屋ご紹介
今までの賃貸和室部屋は「退去時表替え費用が発生する」「ダニがいそう」といったマイナスイメージが先行してしまいがちになっていましたが、今回ご紹介する和室部屋は、若い世代から非常に高い評価を頂いています。
甲府市大里町にあるグレイスロイヤルは、1993年に建てられた2LDK賃貸アパートということもあり、和室部屋が標準装備になっていました。
近年ではSUUMOなどの「不動産賃貸物件検索ポータルサイト」を活用したお部屋探しが主流となっていることから、和室部屋がある賃貸物件は、集客にとってマイナスでしかなく、和室部屋がある他社賃貸物件では、和室から洋室に間取り減光するところが多くなってきています。
ただ和室を洋室に変更したとしても、押し入れや木製の窓枠などは、そのまま利用しなければならないことから、フローリングにしたとしても「違和感」を感じるだけになるのでは?と考え、2018年から空き部屋を順次「リノベーション」を展開していますが、和室部屋に関しては、通常の畳からおしゃれでモダンな「琉球畳」に変更しました。
おしゃれな琉球畳に変更したことにより、次のようなメリットが生まれました。
①琉球畳は日焼けがしにくいので、退去時表替えをする必要性がなくなったこと
②市松模様がおしゃれで、堅苦しいイメージがない
③畳に縁がないことから、室内空間が広く見える
④当物件の琉球畳は「和紙」でできているので、通常の畳と比べてダニが発生しにくい
⑤琉球畳の色をベージュを採用することにより、リラックス効果が期待できるから
4.賃貸で和室部屋があったほうがいい理由とは?
1)生活音対策
賃貸業界におけるクレームで最も多いのは、生活音が原因と思われる騒音で、ファミリー賃貸物件の場合、上階からの生活音が階下の部屋に響きやすくなるので、どうしても問題になりやすくなります。
実は畳には「クッション性」が期待できることから、通常のフローリングの部屋と比べて「生活音を軽減」させることができます。
小さなお子さんがいるご家庭の場合、お子さんに注意をしても、どうしても走り回ってしまうことが多いと思いますが、ただ一部屋だけでも和室があることによって、生活音問題を回避させることも十分期待できるので、賃貸には和室部屋はあるべきと考えています。
2)ベビーベッドの代用として
お子さんが小さいうちは、ベビーベッドを活用される方が殆どだと思いますが、賃貸物件のお部屋は、スペース的に限られている事から、ベビーベッドを置いてしまうことにより、室内空間が「狭く」感じてしまいます。
またベビーベッドはお子さんを寝かしつける時に、しっかりと柵をロックしておかないと、場合によってはお子さんがベッドから転落してしまい、重大なけがをしてしまうといったリスクも発生してしまいますが、実は和室部屋があることにより、ベビーベッドの代用としてお使いいただくことができます。
使い方はとても簡単!
畳の上に「敷布団」を敷いていただくだけ
おむつがえをする時、ベビーベッドに置いた方がラクに交換ができる反面、転落事故は必ずしもゼロではありません。一方畳をベビーベッドの代用として使用する場合、おむつ替えをする時は少々しにくい部分もありますが、ただ赤ちゃんと一緒に昼寝をする際、ベッドを活用しないことから、転落事故は100%ないので、安心して寝かしつけることができます。
5.まとめ
賃貸の和室部屋=ダサい/退去時にお金がかかる/古臭いといったイメージがどうしてもつきやすくなりますが、今回ご紹介したグレイスロイヤルのおしゃれな和室部屋は…
・おしゃれ
・基本的に退去時にお金がかからない
・目新しい
といったポジティブになっているんで、もしこのような和室部屋が賃貸であるならば、逆に住んでみたいと思えるはず!
賃貸の和室部屋のメリットが少しでもご理解いただければ幸いです。
#和室 #畳 #賃貸 #琉球畳 #山梨賃貸おしゃれ #グレイスロイヤル
Comments