賃貸で和室部屋があると聞くと、「昭和の香りがする」「築古物件の象徴」みたいな感じにとらえられてしまいます。(ある意味致し方がないのですが…)
ただそれはあくまでも「縁のある畳」がある賃貸のことを指しているのであって、今は令和の時代。新しい時代にあった畳があるのを、恐らく多くの方がご存知ではありません。
甲府市大里町にあるグレイスロイヤルは、1993年築の2LDK賃貸ということもあるので、和室部屋が標準となっていますが、2018年以降に行ったリノベーションにおいて、和室部屋を大々的にリノベーションを行っているので、むしろ「この和室ならばOK 」と言っていただけるお客様が多くなってきました。
新しい賃貸物件に入居するならば、ゴロゴロした生活も必要。
グレイスロイヤルならば、癒し空間を提供できる和室部屋が標準となっています。
目 次
1.おしゃれすぎる琉球畳、実はオーダーメイド
上の写真をご覧下さい。
向かって左側は、リノベーションする前の和室部屋。
賃貸の和室部屋で、よく見かけるような「縁が入った長方形の畳」を導入しています。
縁が入っていることによって、いかにも「時代を感じさせる畳」を連想してしまいがちになり、また一般的な畳は「ダニが発生しやすい」こともあるので、念入りに掃除をしないと、小さなお子さんがいるご家庭においては、遊ばすことも難しいと思われます。
一方、向かって右側は「リノベーション後」の和室部屋。
直感で感じられる部分というと、縁が全くないことから、室内空間が「すっきり」した雰囲気となりますが、実は「縁がない」ことによって、室内空間が「広く見える」効果があるとのこと。
当物件の和室リノベーションで採用している畳は、「琉球畳」と呼ばれるもので、字の如く発祥は「今の沖縄県」で生まれたもの。琉球畳の特徴としては、縁がなく正方形になっているので堅苦しい和室イメージから脱却でき、更にモダンテイストな雰囲気を味わうことができるため、リラックスすることができます。
さらに当物件で採用している琉球畳は、実は完全オーダーメイド。
和室部屋は6帖となっているので、それなら「6帖にあった畳を用意すればいい」と誰もが思いますが、実は6帖と言っても、お部屋ごとで「微妙に広さが違っている」ことから、通常の畳から琉球畳に変更する際には、畳屋さんが事前に寸法を測ってから、製作することになるので、オーダーメイドになってしまいます。
2.どうしてベージュ色しか採用していないのか?
琉球畳は、様々な色のバリエーションがありますが、当物件で採用している琉球畳においては、全てベージュ色となっています。
実は、色彩学的においてベージュ色とは…
筋肉の緊張を無意識の内に解きほぐす効果
があると言われていることから、琉球畳がある和室部屋において、ゴロゴロするだけであっても、無意識の内にリラックス効果が期待できることになります。ベージュ色の琉球畳を採用するだけで、これだけの効果が期待できるのであれば、当物件にご入居されるお客様に「少しでもリラックスができる環境」を用意できればと思い、あえてベージュ色の琉球畳を採用しています。
3.実は賃貸こそ和室部屋が必要なんです!
管理会社物件にご入居されている場合、入居後における管理全般に関する相談は、全て管理会社が対応することになっていますが、管理会社に寄せられる相談件数の中で、常にトップ3位以内に入っているのが「生活音が原因と思われる騒音問題」。
賃貸の騒音問題と聞くと、「築年数が古い物件が多いのでは?」といったことが想像されますが、ただ管理会社担当者からの報告によると、賃貸騒音問題=とりわけ上階からの生活音(足音)に関しては、築年数や構造躯体は一切関係なく発生しているとのことですので、築年数が浅いからと言って、油断することはできません。
近年の賃貸物件は「洋室化」が急速に進んでいることから、床=フローリングになっている可能性が高いです。フローリングは見た目的にはおしゃれに見えますが、吸音性などは一切期待することができない(なお、一般的には上階と階下の中間にはALC版が入っているので、ある程度の吸音性は期待できます)ので、歩き方次第では、ダイレクトに階下に響く恐れがあり得ます。
一方、畳には「クッション性」があることから、吸音効果が期待できます。
例えば、小さなお子さんがいるご家庭の場合は、特に生活音問題が発生しやすくなってしまうのですが、和室部屋があることによって、ある程度の吸音効果が期待できるので、上下階におけるトラブルを回避することが可能となってきます。
4.退去時における畳表替えはどうなる?
賃貸物件において、和室部屋の数が急激に減少した背景には、ライフスタイルの変化と共に「退去時における畳の表替え費用負担回避」をしたいと考えている方が、非常に多くなってきています。
そもそもどうして退去時に「表替え」が必要になるのかについてですが、一般的な畳は、どれだけきれいに使用していたとしても「畳自体が日焼けをしやすい性質」を持っていることから、退去される時には「意外と日焼けされている個所」が目立ってしまい、そのままの状態では、次の方にお部屋を貸し出すことができなくなってしまいます。
そこで、退去後に「畳の表替え」を行う必要がありますが、ただ表替えの費用に関しては「賃貸借契約の特約事項」において「借主負担」になっていることが多いため、最初から退去時に費用発生するような和室部屋ならば「いらない」と考える方が非常に多くなってきています。
一方で、琉球畳は通常の畳と比べると「日焼けがしにくい性質」があることから、退去時の表替えは原則不要となりますので、入居期間中に「故意過失による破損や汚損」がなければ、お客様に対して「原状回復費用」が請求されることはありません。
【琉球畳がある和室部屋における原状回復負担は、どっち?】
・和室にベッドや家具などを置いた際に発生した「跡」「日焼け」は?
→通常使用の範囲内であることから、オーナーさん負担に
・ジュースなどのシミ、ひっかけキズがあった場合には?
→故意過失による破損や汚損に該当するので、ご入居者様負担に
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
賃貸で和室部屋があると、どうしてもネガティブな考え方になってしまいますが、甲府市大里町にあるグレイスロイヤルにある和室部屋においては、日焼けがしにくく原則表替えが不要となる「琉球畳」を採用しているので、安心して生活することができます。
さらに琉球畳自体が「おしゃれモダン的な雰囲気」となっていることから、ゴロゴロしたい時や、お昼寝をしたい時などには、ぴったりな部屋となりそうですし、また小さなお子さんがいる場合においては、和室部屋をうまく活用することによって、ベビーベッドの代用としても、活用することができることから、利便性が高い部屋と言えそうですよね。
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