賃貸物件を探される時、とりあえず「入居希望条件に合って、雰囲気的に良いな」と思う物件を、賃貸検索サイトを活用して内見を行い、最終的に1部屋に絞って契約を結ぶこととなりますが、お部屋探しをする時って、お部屋に関する知識があまりない事から、担当者の説明を聞いただけで、お部屋を決めるかどうかの可否を判断されると思います。
ただ、このような「聞き役」に徹していると、入居後後悔するかもしれません。
どうしてこのようなことが言えるのか?
管理がしっかりとしている物件であれば、まず問題がないのですが、一部の物件によっては「これを聞かれると、入居してもらえない情報」等がその物件にある可能性があり、告知をしなければならないかどうか、グレーゾーンにある物件では、担当者としては「突っ込まれたくはない」と内心思っているはずです。
では、お部屋探しの段階で「必ず確認するべき部分」とは、一体どのようなものがあるのでしょうか?
目 次
1.エアコンクリーニングは完了しているか?
賃貸物件においては、原則として「エアコン1台」は設置されています。
物件によっては、LDKの他に洋室にも設置されていることがありますが、問題なのは退去後に行われる「室内クリーニング」において、備え付けのエアコンも「クリーニングがされているか」どうか?
退去後に行われるクリーニングの中に、エアコンクリーニングが入っているかどうかに関しては、正直管理会社次第となってきますが、ただ物件によっては「エアコンクリーニングがされていない」状態で、お部屋を引き渡されている所も、あります。
もしエアコンクリーニングをしないまま、エアコンを使うことになると、嫌なニオイがしてくる可能性が高くなり、衛生上よろしくはありません。
入居後にこのような嫌な思いをするのは、誰だっていやなはず。
そこで、内見時において「エアコンクリーニングは完了済みですか?」と相談し、もし「この物件ではエアコンクリーニングは行わない」等といった回答をされた際は、違う物件に入居したほうがいいです。
管理がしっかりとしている物件では、エアコンクリーニングは必ず行っていて、当物件においても退去後に行う「リフォーム工事」と合わせて行っています。
2.退去された方は、どのような理由だったのか?
賃貸物件に入居されたとしても、いつかは必ず「退去」しなければならなくなります。
一般的な退去される方は「転勤」「就職」「同棲や結婚を機に、広い部屋に住む」「戸建て住宅やマンション購入のため住替え」等が多く、これら理由による退去は、ごくごく自然的なこと。
ただし、これ以外における退去理由として挙げられるのは、「入居者トラブル」「管理上のトラブル」等で、このまま住み続けるのがイヤになった場合があります。正直な話、トラブルが良く発生している物件は、「質が悪い物件」と言わざるを得なくなり、これらに関しては、仲介担当者にとっては、「内見時に突っ込まれたくはない」問題。
ただ、余程重大な問題(告知義務対象かどうか)でなければ、担当者はその旨を伝えない可能性があることから、内見時において「退去された方はどのような理由が多いのか」「この物件において、騒音トラブルが多いのか?」といった質問をされると、告知義務対象物件であれば、必ず言わざるを得なくなってしまうので、物件を決める際の判断材料になるだけではなく、入居後後悔しなくても済むので、ぜひこの質問は内見時には行ってください、
3.共益費が設定されていない理由
賃貸物件においては、原則として「家賃の他に共益費」を別途設定している所が多いです。共益費(地域によっては管理費ともいわれています)とは、共用部分の物件清掃費用や共用廊下の電気代、消防点検費用などに充てられるものとなっています。
ただ一部物件においては、共益費がそもそも設定していない所があります。
もし共益費が設定されていないということは、広義的には「共用部分などが汚くても、文句は言わない」と、暗に認めているかのような感じになっていますが、実は共益費が無料物件は、そもそもあり得ない話であり、実際は「家賃の中に含む」ことで、共益費が掛からないということをPRしている物件であるため、要注意です。
さらにこれとは逆に、共益費を一律で設定しているのにも関わらず、物件清掃や消防点検などをしていない物件は、明らかにオーナーさんの怠慢であるため、この様な物件は、入居後に設備トラブルが発生しても、すぐに対応しない可能性が高いので、入居しないほうがいいかもしれません。
4.オーナーさんってどんな人?
賃貸物件を探す時において、物件を所有しているオーナーさんが「どのような人」なのかは、非常に重要です。
オーナーさんと物件を管理している管理会社において、どのような形態で契約を結んでいるかによって、正直対応が異なってきます。近年施工された新築物件では、管理会社が物件を借り上げているので、全ての対応を管理会社が行うことから、設備不良が発生しても、すぐに対応・交換してくれます。
ただ、管理会社が物件を借り上げていない所において、管理会社が管理のみを行っている場合、管理は行ってもらえますが、もし設備不良が発生し「設備修理や交換」を行う時には、オーナーさんの方で費用負担しなければなりません。
この時、すぐに対応してくれる物件では、比較的物件の質が良い場合がありますが、設備交換などに対して「消極的」なオーナーさんの場合は、やはり物件の質は低下してしまっているので、トラブルなどが起きやすくなります。
物件の質が良いかどうかに関しては、実は仲介担当者も「把握」していて、中にはオーナーさんがどのような人なのか、しっかりと説明することができる担当者もいます。
オーナーさんのことについて、しっかりと説明できるということは、その物件に入居したとしても、オーナーさんが真摯に対応してくれることを意味しているので、安心して入居することができるので、内見時においてはぜひ確認して下さい。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
物件検索をする際、大手賃貸検索サイトを活用される場合が多いのですが、ただ賃貸検索サイトを利用したとしても、物件概要は把握できるものの、詳細部分においては担当者から直接確認しなければ、わからない部分の方が多いのが現状です。
また、物件詳細情報を聞きたいと思っても、どの部分を確認したほうがいいのかまでは、お部屋探しの経験があまりない方においては、正直わからないと思います。
今回ご紹介した「内見時に確認すべき部分」をしっかりと担当者に質問することによって、紹介された物件が、本当に自分に合っているかどうかを把握することができますので、ぜひ活用されてみてはいかがですか?
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