新型コロナウイルスの影響により、首都圏をはじめとする「緊急事態宣言」が発令されている地域においては「不要不急の外出」は特に控えなければならず、同宣言以外の地域においても、できる限りの外出は控えなければなりません。
このようなこともあり、これから賃貸探しをされる方も、お部屋見学をするのではなくzoomなどを利用した「オンライン内見」を希望される方も多くいるとは思います。
お部屋の印象を確認するぐらいなら「オンライン内見」はものすごく便利なツールではありますが、ただお部屋を正式に決める場合には、やはり実際の目で一度室内を確認したうえで、契約をするべきです。
お部屋探しをする上で確認するべき部分とは?
1)室内空間
ファミリータイプ物件(1LDK以上)で、築年数が浅めの物件では「対面キッチン」が導入されている場合が多いです。
対面キッチンが導入していると、リビングの様子を伺いながら料理ができるので、お子さんがいるご家庭にとっては「魅力的なキッチン」と言えそうですが、ただ対面キッチンがあることにより「LDK」全体に影響を及ぼしてしまいます。
例えば対面キッチンが導入されている12帖LDKのお部屋があるとします。
この場合、キッチンだけで「約4帖」ほどのスペースが確保されている=固定されているので、実際に使用できる広さはキッチンスペース分を除いた約8帖。
12帖の空間全体使用を利用できるわけではないので、場合によっては室内が窮屈になってしまう可能性が高くなります。
2)日当たり
オンライン内見ではなかなか把握しづらいのが「室内の日当たり」
見学をされる時間帯は、大体日中(10:00~15:00)が多いと思われますが、見学時にどのくらい自然光が室内に入ってくるのか?洗濯物は室内干し派の方は、特に重要となりますよね!
3)収納
賃貸物件の入居後の不満点として、常に上位にランクインされている「収納」
オンライン内見では「奥行き」の部分がどうしてもわかりにくいのですが、実際見学されると、奥行き部分も把握できるので、収納が使いやすいかどうか確認できます。
4)ごみ置き場
ごみ置き場は、基本的に物件敷地内に設置されていますが…
・ごみ置き場がごみで溢れ飼っている
・明らかにごみ置き場が汚い
・市町村指定のごみ袋に入れていないごみが多い
このような物件は「入居者マナー」が悪く、もしかすると「トラブルを引き起こしそう」な方が入居されている場合があります。あまりにもごみ置き場が汚すぎる物件は、たとえ条件面で理想的な所であったとしても、入居に関しては慎重になったほうがいいのかもしれません。
5)防音性
賃貸物件におけるクレームで最も多いのは「生活音」が原因による騒音。
ネット上では、鉄筋コンクリート賃貸に入居すれば「生活音が軽減」されるといった情報が流れていますが、管理会社からの報告によると、鉄筋コンクリート賃貸であっても、他の構造賃貸同様「生活音クレーム」は普通に出ているとの事。
つまり、どのような構造賃貸に入居しても、生活音問題は発生してしまうことになりますが、ただできることならば「騒音問題」には巻き込まれたくはないもの。
そこでおススメなのは、お部屋見学時に担当者に直接質問してみることです。
管理会社の仲介担当者が管理物件をご案内した時には、その物件がどのような物件なのかある程度把握していますので、単刀直入に質問してみるのも手です。
コロナ禍の状況の中、お部屋探しをしなければならないのは、正直言ってあまり気が進まないところ。オンラインで物件契約してしまうと、入居後「こんなはずではなかった」と後悔してしまう可能性が高くなってしまうので、もし可能であれば契約前には一度お部屋見学はするべき。
お部屋見学をすることにより、オンラインではなかなか把握できないような部分もしっかりと確認することができるので、後悔してしまったというようなことにはならないはず。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
#部屋探し #オンライン内見 #賃貸借契約
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