新型コロナウイルスの新規感染者数は、ワクチン接種が進んでいることもあって、新規感染者は減少傾向となっているものの、緊急事態宣言が解除となれば「第6波は確実に来る」と専門家の方々は、警戒しています。
賃貸物件の部屋探しにおいては、感染リスク対策として「オンライン上において部屋見学」を希望される方がいますが、賃貸業界に携わっている人間としては、オンライン内見だけで部屋を決めてしまうのは、大変危険と言わざるを得ません。
では、どうしてオンライン内見のみで部屋を決めるのは危険なのでしょうか?
室内の奥行が把握しにくい
オンライン内見の最大のデメリットであることは、間違いないのですが、オンライン上における内見では、室内の奥行がどのくらいあるのか、ご自身の目で確認することはできません。
担当者も、出来る限り「室内の奥行がどのくらいあるのか」を、丁寧に説明するものの、見た目に関しては、人それぞれ認識の違いがあることから、自分がイメージしていた室内奥行きと、実際の部屋の奥行との間には、差異が生じてしまうので、入居後「後悔」してしまう可能性が出てきます。
物件の雰囲気が把握しにくい
オンライン内見の場合、物件周りの部分もしっかり説明をしてくれる可能性があるものの、担当者は「出来たら契約にもっていきたい」と考えていることから、担当者が「これを見せると不利になってしまう」ものがあると、その部分をスルーしてしまう可能性も出てきます。
また通常の見学では、もし室内において「ニオイ」が発生していると、そのニオイがどこから出ているのか、確認することが可能となってくる反面、オンラインにおいては、お客様の方で「室内のニオイについて報告してほしい」とお願いしない限り、担当者もその部分の説明をしてこない可能性がありますので、その点は注意が必要です。
遠方でなければ、可能な範囲内で現地確認はしてほしい
画面上で見た部屋と、実際の部屋とでは、同じ部屋であるのに「雰囲気」は違って見える可能性が出てきます。また室内見学において、お客様の方で気になった部分について、その場ですぐに質問することができますが、オンライン内見の場合では、室内状況を映像で映すことを主観としていることから、室内全体像を把握することが難しい場合も出てきます。
もしお客様が希望される部屋が「遠方」ではなく、都合がつけられるのであれば、現地見学をされることをおススメします。
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