賃貸物件を探している時「新築物件情報」を見てしまうと、つい入居したくなるものです。最新設備が充実しているのはもちろん、防犯対策もしっかりしていて、何より入居履歴がないことから「自分が最初に住める」という気持ちが高ぶってしまい、予算さえ合えば入居したい気持ちになってしまいますよね。
ただ人気が高い新築賃貸物件であっても、意外な落とし穴=デメリットがあることをご存知ですか?誰も住んだことがない物件に入居する事は、意外なことも起こりえます…。
1)過剰すぎる設備
新築賃貸物件の特徴としては、設備が充実している事。
インターネット無料はもちろんですが、ホームセキュリティーやオートロックが標準装備になっている物件が多いので、生活がしやすいという面では、さすが新築物件と言わざるを得ません。
ただインターネット無料やホームセキュリティーは、毎月の使用料は必ず発生しています。実はその使用料はすべて家賃の中に含まれているので、実質的にはお客様が使用料を支払ってることになります。
またインターネット無料物件についてですが、よくあるケースとして「データー容量を超えてしまうと、回線速度が低下する恐れ」があることです。
これはひとつの回線を全部屋で共有しているので、ご入居者様が一斉に動画などを閲覧してしまうと、回線が重くなってしまい、速度が低下してしまう恐れが出てきます。
これに対して管理会社にクレームを言われても、速度低下に対しては「劣化」ではないことから、対応することはできません。
2)新築物件でも生活音は発生する
意外な盲点かもしれませんが…
新築賃貸物件であっても、生活音問題は発生しています。
近年施工された新築賃貸物件は、昔の賃貸物件と比べると「遮音性」は格段に良くなっていますが、ただ全ての生活音を遮断することは「決して」できません。
もし、新築物件で生活音に関する「通知文」配布が来た場合、恐らくモラルが守れない方が入居している可能性が高いと言わざるを得ません。
3)初期費用が高額になりやすい
新築賃貸物件は、管理会社にとっても「利益が確保しやすい」物件であることから、家賃や初期費用は高めに設定されています。
特に初期費用に関しては「礼金」設定されている物件が殆どです。
礼金はそもそも賃貸物件が今より圧倒的に少なく、また管理会社などがあまりなかったころは、オーナーさんの協力なしでは賃貸物件に入居する事自体ができませんでした。そこで生まれたのがオーナーさんに入居許可を出してもらったことに対するお礼という意味での「礼金」という慣習が生まれましたが、現在では物件供給数が飽和状態になっているので、礼金がいまだにあるのは、明らかにおかしな話。
礼金は敷金とは異なり「退去時返金されない」費用になることから、全額管理会社の利益になってしまいます。
基本的には礼金1か月という物件が多いのですが、中には礼金2か月という物件もあるので、こうなると初期費用が家賃6か月分にまで膨れ上がり、家計を圧迫してしまう可能性もあります。
またこれは管理会社からの報告ですが…
新築物件にご入居された方の2割弱は、入居して数年で「家賃が安い物件」に住替えをされるとのことです。
新築物件に入居した時は、ご夫婦で共働きをしていたこともあり、家賃の支払いはそれほど大変ではなかったものの、ライフスタイルの変化(妊娠・子育て・転職など)で家賃の支払いが厳しくなってしまい、やむなく住替えをされているとのことです。
このような事態になるとは、誰も予想することはできないものですが、ただ最近では、築年数が経過した物件を、新築並みの部屋に生まれ変わらせるリノベーション賃貸も多くありますので、将来のために貯蓄をしておきたいと考えている方は、リノベーション賃貸で生活することをおススメします。
新築物件は、最新設備が充実しているので、住みたい気持ちを抑えることはできなくなってしまいます。ただはっきり言って新築物件は「新しい」だけが最大のウリであり、設備に関しては、築年数が浅い物件と同じものを付けていますので、見方を変えれば「家賃がもったいない」
山梨県内の賃貸物件においても、最近ではリノベーション賃貸が多くなってきています。
新築物件と殆ど変わらにお部屋なのに、家賃が数万円安いリノベーション賃貸は、おしゃれな生活を送りたいと考えている方にとっては、理想的な部屋になっていて、新築からリノベーション賃貸に住むことより、家賃の節約=貯蓄をすることができる点でも、メリットと言えますので、もし現在新築物件に住みたいと考えている方は、リノベーション賃貸に住むという選択肢を持たれたほうがいいのではと、個人的には思います。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
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