賃貸物件入居後、トラブルが発生することがあります。その中でもエアコンに関するクレームは意外なほど多くありますが、代表的なエアコンクレームといえば、エアコンの異臭。
通常では考えられないのですが、このクレームが発生する原因は、たった一つしかありません。
それは室内クリーニングをしっかりと行っていないからです。
大手管理会社が管理している物件においては、賃貸借契約の特約に「室内クリーニング」に関する記載があり、退去時に室内クリーニング費用をご退去されるお客様に支払っていただく事になっています。
室内クリーニングは、通常の掃除では中々落としきれない汚れなどを、プロの業者さんがきれいに掃除して、通常はエアコンクリーニングも室内クリーニング費用に含まれていることが多いのですが、ただ管理会社が清掃業者さんにいくらで委託しているかによって、室内クリーニングに大きな差が生じています。
また場合によっては、室内クリーニング費用にエアコン清掃費用が含まれていない物件もあるので、この様な物件に入居してしまうと、残念ながらエアコンから異臭が発生してしまうことも十二分にあり得ます。
ではもしエアコンから異臭/エアコンの効きが悪い場合、どのように対応すればいいのでしょうか?
①管理会社にすぐに連絡する
通常は契約日前に、管理会社の担当者が「入居前チェック」を行い、室内設備や内装に汚れなキズなどがないか確認し、エアコンも正常に動いているか確認します。
入居される前に管理担当者が「エアコンが変」と気づけば、すぐにエアコン洗浄やエアコン交換(場合によっては入居後の対応になることもあります)をしているはずですが、入居前チェックが雑に行われていた場合、恐らくスルーしてしまうので、お客様が入居初日からエアコン異臭がわかった場合、恐らく入居前チェックをしっかりしていなかったことが最大の原因。
管理会社に連絡してもらえば、通常は無償対応してくれるはずです。
②エアコン洗浄をしたのにエアコンの効きが悪い場合
一方、入居前にエアコン洗浄をしっかりしたのに、入居後しばらくして「エアコンの効きが悪くなる」ケースも十二分にあります。この場合は「エアコン本体が寿命」を迎えているので、もしエアコンの調子が悪いなと感じた場合には、管理会社にすぐに連絡して下さい。
備え付けのエアコンは「オーナー所有」となっていることから、オーナーさんの許可なしでは管理会社では勝手に交換することができないことになっています。通常管理担当者がオーナーさんに事情を話せば「交換に応じてくれる」ことが多いのですが、ただ一部のオーナーさんは「費用を出したくない」と考えていて、交換に応じてくれない場合もあります。
賃貸物件においては、エアコンを含む設備は、入居のたびに交換しているのではなく、原則として故障などが分かった時点(もしくはその予兆がわかった時点)で交換することが多いのですが、エアコンの場合は「エアコンの効きが悪くなる」とそろそろ交換のタイミングとなりますので、この様な場合には、早めに管理会社までご連絡ください。
またエアコンのフィルターに関しては、定期的な掃除を行うことで、電気代節約・エアコンの効きがよくなりますので、エアコンを使用中は定期的な掃除をお忘れなく!
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
#エアコン #賃貸借契約
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