こんにちは。
新型コロナウイルスは一時期と比べると、新規感染者数は減少傾向が続いていますが、一部報道では、今冬には再度ウイルス活動が活発になるのではと、警戒を呼び掛けています。
このため、賃貸物件の見学に関しても首都圏の一部の仲介会社では、VR内見が可能の所もあります。少しでも感染リスクを減らすためには、ある意味では合理的な内見とも言えます。
ただ、たとえVRであったとしても、内見をしないままで契約をしてしまうと、入居後後悔をしてしまう恐れがとても高くなります。
リスク①:間取りと実際の広さが違う
例えば10帖のLDKが2部屋あると仮定します。
・壁付けキッチン
・対面キッチン
キッチンの大きさは同じなのに、実は実際に使える面積は大きく異なります。
というのも、壁付けキッチンはまさしく「キッチンが壁に密着」している状態ということもあり、キッチンが占める面積は殆どありません。一方対面キッチンの場合は、キッチンとリビングダイニングが対面の状態に設置されているので、約4帖程のスペースを確保しなければなりません。
このことから、同じ10帖のLDKであったとしても、対面キッチンが設置されていると、実際に使えるリビングダイニングの大きさは、6帖しかありません。
ここにダイニングテーブル、ソファーなどの家具を置くと、移動がしにくくなる可能性は高くなります。
②HP上の部屋と実際の部屋の雰囲気が違う
賃貸物件は、基本的に退去後リフォームなどを行い、その後部屋の写真を撮って、ネットにアップして募集開始するのが一般的ですが、退去連絡をもらった時点で、ネット上では募集を開始しますが、ただ場合によっては退去後壁紙などを交換する恐れが出てきて、ネットで見た部屋と実際の部屋の雰囲気が180度変わることは、よくあります。
ネット上でも「現状の部屋が優先」といった記載がされているので、万が一内見をしないで契約をしてしまっても、部屋の印象が違うといったことでクレームを言うことはできません。
③契約を解除したいと思っても違約金が設定されている場合がある。
よくありがちなのが、人気エリアに建設されている新築マンションの場合、まだマンションが完成していないにも関わらず、契約してしまう方は非常に多いですよね。
ただ建物が完成する前に「契約」してしまうと、簡単に解約をすることはできません。
契約条件にもよりますが、契約してから短期で解約を申し込むと、違約金を支払わないといけない場合があります。賃貸アパートの場合、一定期間家賃が無料となる「フリーレント」が設定されているケースがありますが、この場合も短期で解約をしてしまうと、違約金を管理会社に支払わないといけなくなります。
新築物件は、建物が完成する前に満室になることはよくあることですが、HPなどで見た部屋は、奥行きを視覚的にとらえることができないので、どのくらいの広さがあるのかどうかは、実際の部屋を見てみなければ、判断をすることができません。
新型コロナウイルスが心配で、内見はあまりしたくはないと考えている方も多いと思いますが、入居後後悔をしないためにも、やはり内見はするべきであると、個人的には思います。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
#内見 #部屋探し #賃貸
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