賃貸物件を探される時、基本的には「気に入った物件を内見」される方が多いですよね?
近年では、お部屋探しの際に訪問する仲介者来店数は、減少傾向となっているので、内見する際には、1日で2~3件の物件確認される方も、珍しい話ではありません。
そこで気になるのは、内見終了時「お部屋申込をしたほうがいいのか?」という点。
これに関しては、ケースバイケースとなってしまうため、一概に言うことができませんが、ただ状況次第によっては、すぐに申込をしたほうがいい場合もありますので、もし現在お部屋探しをされている方においては、このブログを読んでいただくと、参考になるかもしれません。
目 次
1.お部屋申込は、あくまでお客様判断
2.賃貸業界のルールとは?
3.契約が成立するまでは、いつでもキャンセル可能
4.早急に部屋を決めるべき物件とは?
5.まとめ
1.お部屋申込は、あくまでお客様判断
「内見において、仲介担当者の方には時間を作ってもらったから、内見した部屋の中から、どこか部屋を決めたほうがいいのでは?」
と、もしお考えのお客様がいましたら、大丈夫です。
新生活を迎えるために借りることになる賃貸物件において、入居後後悔しないためにも、ゆっくりでもいいので「ご自身が納得した部屋」に入居するべきであり、この部分においては、仲介担当者もしっかりと認識していますので、仮に内見した部屋でない部屋と契約したとしても、担当者はあくまでも仕事として行っているので、早急に結論を出してほしいといった考えを持つ担当者はいないはずです。
ただし、賃貸業界においては、独自ルールがあるので、お客様が結論を出している間に、お部屋が決まってしまうことは、よくあることです。どうしてなのでしょうか?
2.賃貸業界のルールとは?
賃貸業界においては、他の業種とは異なり「仮押さえ」という考えが一切ありません。
つまり、最初に物件申込をされた方が『最優先で入居審査』が行われ、入居申込が入った時点で、不動産賃貸検索サイトに掲載されていた物件情報は、一時的に閲覧ができなくなってしまいます。
(入居申込による賃貸サイト情報一時停止対応について、タイムラグが発生するので、すぐに物件情報をストップすることができません)
仮に、内見申込予約が入っていたとしても、その方の内見予約日前に「入居申込」をしてしまうと、入居申込をされた方が「その部屋を事実上押さえた」ことになるので、内見予約をしても、お部屋見学をすること自体ができなくなってしまいます。
3.契約が成立するまでは、いつでもキャンセル可能
厳密に言ってしまうと、お部屋申込をされる方は、仲介担当者に対して「この部屋に入居したい」といった契約をする意思を示し、担当者は「この方はこの部屋に入居する意思がある」と考えることから、「諾成契約」が成立していると考えられます。
口約束であっても、法律上は有効と判断されるものの、口頭でのやり取りは、時間が経過すると、どうしても記憶があいまいになってくるので、賃貸業界においては「賃貸借契約が成立」する前であれば、いつでもキャンセル対応することが可能としてます。
入居申込をするとなると、もう後には戻れないといった考え方をもつ方も、一定数はいると思われますが、契約が成立するまでであれば、どのタイミングでもキャンセルは可能となります。
ただし、例えキャンセルができたとしても「入居申込~入居審査が完了」し、賃貸借契約に向けて準備をしている最中に、突然キャンセル申し出をされてしまうと、契約に向けて対応している方に迷惑をかけてしまうので、もしどうしてもキャンセルをしなければならない時には、しっかりとした説明をして頂く必要があります。
4.早急に部屋を決めるべき物件とは?
お部屋申込に関しては、あくまでもお客様判断で対応するべきではありますが、ただ場合によっては、早期に申込をしたほうがいい場合も出ています。
(1)繁忙期はタッチの差で部屋が埋まる
毎年1月~3月は新年度を迎えるにあたり、多くの方がお部屋探しをされますので、人気エリアにある物件や築年数が浅い物件などでは、募集開始と同時に反響数が多くなり、すぐに部屋が埋まってしまうこともあり得ます。
(2)新築物件では、建物完成前に満室もあり得る
新築物件においては「建物完成後に募集を開始」するのではなく、完成前から募集を行っています。新築物件は「築1年未満で入居履歴がない」ことから、初期費用が多く発生したとしても、新築物件に入居したいと考える方は、昔も今も一定数いることから、建物完成前に「契約を完了」させる方が多くいます。
実は入居申込をしたとしても、別の方が「先に契約を完了」させてしまうと、後出しじゃんけんをしたのに、その方が最優先で入居できてしまいます。このことを「先行契約」といいますが、ただ先行契約してしまうと、契約手続きが完了していることから、キャンセルしたくても対応することが一切できません。
(3)リノベーション物件
近年の賃貸業界においては、空室率の悪化を少しでも減らすべく、築年数が経過している物件を「リノベーション」を行う物件が多くなってきています。リノベーションすると、築年数が経過している物件が、新築並みに生まれ変わり、さらに家賃もリーズナブルとなることから、最近では「あえてリノベーション物件に入居したい」と考える方が多くなってきていることから、特に繁忙期においては、早めに対応しないと、お部屋に入居することができなくなってしまいます。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
賃貸のお部屋探しにおいては、原則として「入居申込が入った」時点において、申込をされた方を最優先で対応することになることから、お部屋探しを悠長にしていると、繁忙期の期間中においては、タッチの差で違う方が入居申込をしてしまうことも、あり得る話。
さらに、新築物件においては「建物完成前に全室満室」になっていることは、珍しい話ではないことから、新築に入居希望の方は、お部屋見学ができないことを覚悟した上で、契約手続きを完了させておかないと、確実に入居ができる保証はどこにもありません。
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