一般的な賃貸物件は、良くも悪くも「万人受け」がしやすい部屋を提供していることから、おしゃれな部屋に住みたいと思っている方にとっては「受け入れられるような部屋」ではないことは確かです。
最近では、退去時に原状回復を求めない「DIY可能物件」も出てきているものの、ただ大手管理会社物件では、現状通り「退去時には原状回復を求める」考え方であるので、DIY可能物件は、殆どないと言っても過言ではありません。
では、入居期間中に「リメイクシート」を使用したお部屋のカスタマイズは、行ってもいいものなのでしょうか?
目 次
1.賃貸借契約においては、グレー判断
リメイクシートとは「貼るだけで、お部屋の印象をよくすることができる」シート状のもので、最近ではおうち時間が多くなってきていることもあり、アクセントとして、リメイクシートを利用している方が多くなってきています。
最近ではホームセンターではもちろんですが、100円ショップなどでも普通に販売されており、また種類も沢山あることから、お気に入りのデザインを探すことは簡単かもしれません。
ただ賃貸でリメイクシートの利用となると、実は非常に難しい問題。
賃貸借契約書においては、オーナーさんの許可なしで「模様替え」する行為はNGとなっています。
ただリメイクシートは「剥がすことができる」ものであることから、退去時に「原状回復」=きれいに剥がすことによって、原状回復費用を回避することができることから、大きな声では言えませんが、室内におけるリメイクシートの利用は「契約上はグレー」と言わざるを得ません。
2.リメイクシート活用術
王道といえば、やはりキッチン扉。
築年数が経過したキッチンは、どうしても古さが出てしまうものですが、リメイクシートを貼ることによって、古いキッチンから解放される点においては、コストパフォーマンスが良すぎです!
応用編として、アクセントとして「クッションレンガシート」を貼り付ける方法もあります。
賃貸業界でも壁の一面だけ「アクセントクロス」を貼る手法があるので、この方法でも、おしゃれな部屋に仕上げることは、十分可能です。
3.リメイクシートを過信しすぎない
簡単に張替えすることができる「リメイクシート」ですが、ただリメイクシートだからと言って過信すると、後日痛い目にあってしまいます。
全てのリメイクシートとは言いませんが、やはり「安いリメイクシート/マスキングテープ」を使った場合においては、剥がす際に「うまく剥がすこと」ができなくなってしまって、もともと貼ってあった壁紙までも「一緒に剥がして」しまって、結果的に弁償しなければならなくなったという事例は、意外によくあります。
4.まとめ
リメイクシートを使って室内をおしゃれにしたいという気持ちは、理解することができますが、ただ賃貸においては「原状回復」が求められているので、ある意味リスクを負ってまでも、リメイクシートを使用するのは、退去時に後悔してしまうことにも繋がります。
もし少しでもおしゃれな部屋に住みたいとお考えの方は、リノベーション賃貸に入居されることをおススメします。
リノベーション賃貸とは、築年数は経過しているものの、室内空間は「新築とあまり変わらないぐらい」おしゃれな空間になっていて、しかも家賃は新築よりリーズナブルになっていることから、賃貸でおしゃれな生活を送りたいと考えている方にとっては、魅力的な部屋であることには違いはありません。
Comments