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賃貸で使用済み食用油を排水溝に流すのは絶対NG!


賃貸物件にある設備は、全てオーナーさんが所有権を持っているので、もしご入居者様が故意・過失問わずに破損や汚損をさせてしまった場合においては、入居期間は一切関係なく、ご入居者様が負担することになります。


賃貸で使用済み油を排水管に流してしまうと、原因追及されてしまい、流した本人に対して修理費用を請求することになります

最近ではあまりないのですが、つい10年ぐらい前までは、使用済み食用油を「キッチン排水溝」に流してしまうお客様が、多少いました。食用油を流してしまうと、排水溝が詰まりやすくなるばかりではなく、その先にある「下水管」までも詰まってしまうことになるので、最悪なケースとしては、トイレ排水も含む排水が逆流してしまい、大変なことになってしまいます。


万が一、排水管や下水が詰まってしまった場合、オーナーさんの方で「つまりを解消」する工事を行いますが、それと同時に「どこが発生原因なのか?」を追求することになります。


そこで、もし食用油などを故意に流したことが判明してしまった場合には、賃貸借契約上における善管注意義務違反として、修理にかかった費用全額を請求されることになるので、大変なことになってしまいます。




使用済み油は、市販の凝固剤を使うのが一番ラク!

悪気は一切なかったのに、使用済み食用油を排水溝に捨てただけで、多額な修理費用を請求されないためにも、使用済み油の処分方法は、誰もが知るべきことであることには、間違いありません。


ここで、食用油の使い方&処分方法についてお伝えさせてもらいます。


①使用状況によっては2~4回は繰り返し使用可能

使い方によってではありますが、概ね2~4回ぐらいは「繰り返し使用」しても差し支えはありません。ただし下記のような状況になった場合には、油は処分したほうがよさそうです。

  • 使用前と比べると、色が濃くなっている

  • 使用中に粘りが発生している時

  • 嫌なニオイが発生した時

  • 加熱すると、泡が消えにくくなる

  • 180度前後になると煙が出てくる

②もっとも簡単な油の捨て方は市販の凝固剤

もっとも簡単な使用済み油の捨て方は、スーパーやドラックストア、ホームセンターなどで販売されている「市販の凝固剤」を使う方法。油が完全に固まったら「燃えるごみ」として捨てることができることから、最も簡単に捨てることができます。


③行政によっては使用済み油を回収している所があります

今の時代では、使用済みの油を再利用したバイオディーゼルは、二酸化炭素をゼロにするため地球温暖化に貢献するだけではなく、軽油と比べると「スス」や「硫黄酸化物」が出ないため空気がきれいになるといったメリットがあるため、行政によっては「使用済み食用油」を回収している所があります。


当物件がある山梨県甲府市の場合においては、甲府市リサイクルプラザにおいて、原則的に月曜日を除く午前9時から午後8時まで受け付けていて、甲府市の出先機関においては、月に1回のペースで回収対応をしています。

詳細に関しては、甲府市HPをご覧下さい→回収方法を確認する

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