こんにちは。
賃貸物件に入居する際、仲介会社の担当者から「重要事項説明」を含む様々な説明を受けると思いますが、大抵の賃貸物件では「ペットと暮らす」ことを不可としている場合が多いです。
ペット不可の物件が多い理由として…
●隣の部屋、上下階の部屋まで「鳴き声」「足音」が聞こえてしまう。
●壁や柱などに「キズ」をつけてしまう恐れがある
●猫/犬アレルギーを持っている人に貸すことができない
ただ、近年ではペットブームということもあり、築年数が経過した物件を中心に、ペット可の物件も増えてきました。ただペット可の物件は、入居期間中、室内が傷だらけになることを予想して、敷金が通常のお部屋より割高になっている傾向(物件にもよりますが大体家賃1~3が月)となっています。
ごくたまにではありますが、ペット不可の物件であることを承知したうえで、管理会社・オーナーに内緒で猫などを飼う方がいますが、もしペットを無断で飼っていたことが発覚した場合、どのようなことになるのかお分かりですか?
もし、ペット飼育が発覚した場合、どのような理由でさえ、入居者様の意見を聞くまでもなく「賃貸借契約違反」として、契約そのものを解除し、強制的に退去していただく事になります。
問題はココからです。
室内の壁紙はすべて新しいものに交換をしなければならず、場合によっては床も張替えをしなければならないので、退去費用が莫大に発生しますが、これを拒否することはできません。契約時に敷金を預け入れをしていた方は、敷金が返金されることはまずありえません。
ペット不可物件でペットを飼育することは、あまりにもリスクが大きすぎるので、絶対に飼うのはやめてください。またペット不可物件でペットを飼ってしまうと、退去後家賃の維持をすることが難しい場合が出てくるので、管理会社・オーナーにも迷惑をかけることになります。
ペットに関してですが、小鳥などに関しては「ペットと見做さない」物件もあります。詳細については仲介会社の担当者に直接お問合せ下さい。
(なお、当物件はペット不可となっています)
追記:2021年5月11日
神奈川県にある賃貸アパートにおいて、ペット用で飼育されていたヘビが「脱走」してしまいましたが、報道によるとヘビを飼育されていた方が入居されていた賃貸アパートは
ペット不可
物件だったとのことです。
この件について、当物件を管理している管理会社の担当者に確認したところ、ヘビであってもペットである以上、無断で飼育していたことは「賃貸借契約に違反」している行為となり、賃貸借契約を即解除・退去していただく事となり、また室内の内装類は全て「新しいもの」に交換しなければならず、その費用は「全額」ご入居者様持ちとなります。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
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