賃貸物件は、基本的に入居すればよほどの理由がない限り、住み続けることになるのですが、ただ住み続ける場合と、家賃が同じぐらいの別の物件に住替えするのでは、どちらが得になるか、イマイチわかりにくいですよね。
結論から言いますと、もしその物件が気に入っているのであれば、住み続けた方が絶対にオトクであり、家賃を節約したいからと言って、家賃が安い物件に住替えをしても、差額が2万円以上なければ、住み替えをしないほうがオトクになります。
目 次
1.引っ越しや初期費用支払いなどがない
2.場合によっては家賃値下げができるかも
3.リノベーションをしても、家賃が安くなることはない
4.まとめ
1.引っ越しや初期費用支払いなどがない
「現在入居している部屋の家賃が高いから、家賃が安い物件に住替えしたい」と思った時、住替えした方が月々の家賃が本当に抑えられるか、しっかりと計算しないと、逆に住替えしたことによって、家計がショートしてしまう場合があるので注意が必要です。
もし部屋を解約して、家賃が安い物件に住替えたとしても
退去費用+入居費用
が必然的に発生します。
退去時の費用精算は、殆どの物件で「室内クリーニング費用」が発生してくることが多いので、室内クリーニング費用+故意の破損による修繕費が発生し、入居時においては、再度初期費用が発生します。
物件や管理会社によって、費用は異なるものの、退去費用+修繕費用+初期費用の合計は、おおむね家賃5~6か月分はどうしても掛かってしまいます。
現在6万円の物件から4万円の物件に住替えをした場合で試算した場合、元が取れるまでに約1年かかることになります。それがベストかどうかは、お客様の考えしだいっではありますが、ただ家賃が安い物件になればなるほど、設備が古くなっているので、場合によってはランニングコストが高くなる恐れが出てきます。(特に備え付けのエアコンとガス料金は要注意です)
2.場合によっては家賃値下げができるかも
長期入居のメリットとして、家賃値下げが認められる場合があります。
これは、賃貸物件は退去後リフォームやリノベーションを行い、その後お客様がご契約になることによって、費用の回収がスタートしますが、一定期間ご入居して頂く事によって、工事費用を回収することができ、その後は利益となりますので、長期入居して頂く事によって、オーナーさんとしても「少しは還元したい」と考えています。
更新のタイミングでお客様からお申し出があれば、条件にもよりますが値下げOKを出してくれることがあります。
ただし、家賃値下げするかしないかは、オーナーさん次第。
普段からクレームなどを言っているような方に対しては、値下げすることによってさらにクレームを言われてしまう恐れがあるので、この様な方はまず難しいと思われます。
3.リノベーションをしても、家賃が安くなることはない
築年数が経過している物件においては、空き部屋をリノベーションしている場合があります。
リノベーション物件は、室内の設備が新しくなっていることもあるので、同じ物件なのに設備が全く違うこともありますが、ただリノベーション物件は費用をかけて工事を行う関係で、現在募集している家賃より高い設定で募集していることが多いので、現在ご入居されている方が「不利」になることはないと思います。
逆に、退去リフォームなどをしていない物件においては、現在募集している家賃より安く募集している可能性があります。
4.まとめ
同じ賃貸物件に長く入居していると、オーナーさん次第ではありますが、家賃を一部カットしてくれる可能性がありますので、トータルで考えると長期入居の方がオトクになる場合が高いです。
ただ、常にクレームを言っているような方に対しては、長期入居していただいとしても、断られる可能性が高いので、もし家賃値下げをしてもらいたいならば、クレームなどはあまり言わないほうが得策です。(クレームではなく相談・要望ならいつでもOKです)
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
#長期入居 #賃貸 #家賃
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