賃貸物件に入居中、避けて通れないのが「害虫問題」
巷では、築年数が浅ければ「害虫」は出にくいと言われていますが、ただそれはあくまでも都市伝説的な話にすぎず、害虫は「ちょっとした隙間」があれば、いとも簡単に侵入してしまいますので、結果的には築年数は関係なく「発生しやすいもの」という認識で対応しなければなりません。
ただ、予防策を講じることによって、害虫の発生率を抑えることは可能ですが、具体的にはどのような対策があるのでしょうか?
1.入居前に害虫駆除依頼をする
賃貸物件に契約される前に、初期費用を先に支払う所が多いのですが、初期費用の中には「室内害虫駆除サービス」が含まれています。ただ室内駆除サービスは「任意」であるため、お客様が希望されない場合には、初期費用から外すこともできます。
ただ、専門業者さんが行う害虫駆除と、入居者さんが行う害虫駆除とでは、結果は「天と地」ほど異なると言っても過言ではなく、入居者様がご自身で「市販の駆除剤」を購入しても、薬剤の効果が薄れてきたころには、再び害虫が発生してしまいます。
どうして市販の駆除剤では、あまり効き目がないのかというと、専門業者さんが行う害虫駆除は、害虫が出やすいエリア部分に「隙間」を見つけると、隙間を全て埋めてから専用の駆除剤を散布するので、一定期間内は外から害虫が侵入しなければ、まず室内で害虫を見ることはありません。
2.害虫予防をするためには?
入居前に専門業者さんが行う「害虫駆除サービス」ですが、管理会社の担当者の話によると、害虫駆除の効果は約3か月程度とのことですので、それ以降はご自身で対応しなければならなくなります。
害虫が出やすいポイントは限られていますので、ポイントをしっかりとつかむことによって、害虫が侵入しづらい環境となります。
①キッチンや排水溝は、常に清潔にしておく
キッチン内には、食品のカスなどが落ちていることがあり、また排水溝の部分は「ぬめり」等があるので、なかなか掃除をすることがないと思いますが、害虫にとっては「良い環境」となってしまうので、掃除を念入りにすることによって、害虫が近寄りにくくなります。
②生ごみを放置しない
シンクにある「三角コーナー」に『生ごみ』を放置していませんか?
生ごみを放置したままの状態でいると、ゴキブリの発生源となってしまうので、生ごみはすぐに「ニオイが出ないように袋に入れて密閉」した後、蓋つきのごみ箱に入れてください。
③湿気を防ぐ
害虫は「湿度が高い場所」を好む傾向があるので、特に湿気が出やすい「浴室」は、入浴後すぐにドアを閉めて「浴室換気扇」をつけっぱなしにすることで、害虫発生を抑制してくれます。
④段ボールをためておかない
段ボールは定期的に処分しないと、すぐに溜まってしまいますが、実は段ボールは害虫たちにとって、とってもいい環境となってしまい、隙間にいることによって室内環境にそれほど変化がなければ、冬の間も生きていることもあり得ます。
⑤窓を開けっぱなしにしない
害虫はちょっとした隙間があれば、簡単に侵入してしまいます。
夏の時期は「網戸」を利用される方も多いと思われますが、網戸をする際には「網目が破れていないか」「しっかりと網戸を閉めているか」確認したうえで使用してください。
3.害虫は築年数は関係なく発生します
害虫は少しの隙間があれば、簡単に侵入してしまうことができるので、築年数は一切関係なく発生してしまうものであり「使用済み段ボールが溜まっている」「窓が少しだけ空いていた」などちょっとした隙間があれば、害虫はいとも簡単に侵入してしまいます。
ですので、築年数は一切関係なく、どこでも発生してしまうものであることから、家庭内においては「ゴキブリが発生してしまう要因」を作らないことと、定期的に駆除剤を散布することが、害虫を寄せ付けない唯一の予防方法であると思われます。
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