近年施工された賃貸アパートには、ホームセキュリティーやオートロックが標準装備になっていることから「防犯対策は万全」と思っていませんか?
オートロックがついていたとしても、居住者が開錠したと同時に部外者が続けて侵入すれば簡単に侵入することができますし、またホームセキュリティーが設置されていたとしても、窓などが施錠されていなければ簡単に侵入されてしまいます。
つまり、防犯設備が充実している物件であっても「必ず死角」がある以上、ターゲットとされてしまえば、相手の思うつぼとなってしまいます。
ここに興味深いデーターがあります。
警視庁が発表した統計によると、窃盗が最も多い時間帯は23~24時が最も多く、次に多い時間帯は8時~9時。
これが何を訴えているかというと、窃盗犯は出勤時間帯及び就寝時間帯(又は帰宅時間)をピンポイントに狙って、犯行に及んでいる事です。
これからの季節は、気温が高くなっていくことから、外出時や就寝時に「窓を開ける」方が多いと思いますが、窃盗犯たちはそれを利用して犯行に及ぶ可能性が高くなります。
ホームセキュリティーやオートロックが設置されていない物件に入居されていると、どうしても防犯面に対して「不安」を訴えがちですが、ただ今ある設備だけでも、十分抑止力としては効果的ですので、ぜひ今ある設備を有効活用されて、防犯対策をしてみてはいかがでしょうか?
①テレビドアフォンで相手を確認
近年の賃貸業界においては、築年数が経過した物件であっても「テレビドアフォン」が標準装備になっている所が、圧倒的に増えてきました。
テレビドアフォンがあることによって、来客時「相手の顔」を確認することができるので、もし不審に思った場合は、テレビドアフォンで映像を確認したうえで「居留守」を使うことも可能ですし、もし不審に感じた場合には「最寄りの警察署」に連絡してもらえれば、すぐに駆け付けてくれるので、防犯対策としては最も頼りになる設備と言えそうです。
②補助錠を必ずかける
補助錠とは、防犯目的として通常のカギをもう一つ付けたもののこと。
開錠時間が長くなれば、犯行が未遂に終わる可能性が高いのですが、ただ補助錠は一部の物件には設置していない場合があるので、もしこれから部屋探しをされる方は、補助錠が設置されている物件に入居されたほうがいいかもしれません。
外出時は必ずカギを2か所かけ、室内にいる時はカギを2つかけた上で、ドアガードをセットすれば、防犯対策としてはとても有効的です。
それと、これからの季節は室内の気温が高くなることから、窓を網戸にする機会が多くなります。ただたとえ数分であったとしても、網戸にしたまま外出してしまうと、その隙を見て盗難の被害に合ってしまいますので、窓を閉めてから外出するように心掛けてください。
③自宅を特定できるような投稿は避ける
近年では日常生活においても、SNSを利用することが多くなってきましたが、SNSは多数の方が閲覧することができる以上、自宅が特定されるような写真や文章を、SNSに投稿してしまうと、犯罪に巻き込まれてしまう可能性が高くなることから、投稿する際には、十分気を付けてください。
④帰宅が遅くなる場合は、室内の電気をつける
夜の時間帯に「電気がついていない」と、「その部屋は留守」であることがわかってしまうので、犯罪に巻き込まれてしまう恐れがありますが、電気がついていると「在宅しているのでは?」とカモフラージュすることができるので、防犯抑止の観点から有効的であると言われています。
もし帰宅時間が遅くなる場合には、お部屋の電気をつけておくのも効果的といえそうです。
いかがでしたか?
賃貸物件にオートロックやホームセキュリティーがなくても、今ある設備を有効活用すれば、防犯抑止効果を高めることが可能となります。またホームセキュリティーが入っていない物件で、ホームセキュリティーを利用したい場合には、最近では工事不要で低価格帯のホームセキュリティー会社が多数ありますので、この機会に検討されてみてはいかがですか?
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
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