賃貸物件におけるクレーム件数で最も多いのは、生活音が原因と思われる「騒音」
音の認識は人それぞれ違うこともあるので、防音対策を施している物件であったとしても、どうしても騒音問題は発生しがちにはなります。
ただ騒音問題はどのような物件でも起こりえるので、出来ることならばお部屋探しの段階で、ある程度予見ができればうれしいですが、実は騒音トラブルが発生しやすい物件には「ある特徴」があります。
今回のブログでは、騒音トラブルが発生しやすい物件はどのような物件が多いのか、お伝えしていきたいと思います。
目 次
1.建物メンテナンスが殆どされていないような物件
2.道路沿いにある物件
3.新築物件や鉄筋コンクリート賃貸でも騒音問題はあります
4.築年数や構造で判断するのではなく、クレーム件数で判断
5.まとめ
1.建物メンテナンスが殆どされていないような物件
築年数が経過してくると、外壁の塗装やコーキングなどが劣化してくるので、修繕を行わなければアパートの景観が悪くなるばかりではなく、建物寿命も短くなってしまいます。一般的10年に1度の割合で「大規模修繕工事」等を行わなければなりませんが、ただ大規模修繕工事をすることになると、多額の費用が発生してしまいます。
費用の支払いができない(躊躇している)物件では、修繕を行わない代わりに、家賃などを値下げしてお部屋を募集していますが、当然ではありますが、このような物件家賃は相場以下に設定しなければ、入居して頂ける確率も少なくなります。家賃を下げれば入居率は向上しますが、その代わり入居者の質も比例していきますので、騒音トラブルの発生確率は高くなります。
2.道路沿いにある物件
幹線道路沿いに物件があると、当然ではありますが車の騒音などがどうしても聞こえてしまいます。これはある意味において仕方がないことではありますが、幹線道路沿いの物件を希望される場合には、仲介担当者に「騒音によるクレームが多いかどうか?」一度確認されてみるといいと思います。どうして道路沿いの物件に入居しなければならない時には、遮音カーテンを取り付けると、ある程度効果が期待できます。
3.新築物件や鉄筋コンクリート賃貸でも騒音問題はあります
新築物件や鉄筋コンクリート賃貸物件と聞くと、生活音が響きにくいといったイメージが強いですよね。
新築物件は、比較的防音対策を施してはいますが、ただ新築物件は、全てのお客様が「初めてお会いする方」ばかりなので、入居者属性がわかりません。ですのでモラルが守られない方が入居してしまった場合、当然騒音問題は発生してしまいます。
(ただし築年数が古い物件と比べると、発生率は少ないのですが…)
また鉄筋コンクリート賃貸の場合、生活音が一番響きにくいと言われてはいるものの、ただこちらもモラルが守られていない場合、意外に生活音は響いてしまい、トラブルが発生してしまいます。
4.築年数や構造で判断するのではなく、クレーム件数で判断
どのような構造賃貸に入居しても、モラルが守られていなければ、防音対策がしっかりしている物件であっても、トラブルは発生してしまいます。では、お部屋探しをする際、どのような点に気をつければいいのでしょうか?
それは築年数や構造だけで物件判断するのではなく、騒音クレームが多いか少ないかで判断すると、入居後トラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。(これは直接仲介担当者にお聞きください)
また、その物件の管理が徹底していると、騒音問題を含むクレーム件数自体が少ないので、快適な生活を送ることができます。
5.まとめ
賃貸の騒音問題について、お部屋探しの段階ではあまり心配されていない方が多く、入居してから初めて気づく方が殆どです。騒音問題を回避するためには、お部屋探しの段階から、騒音トラブルが発生しやすい物件には入居しないことが鉄則。ただたとえ気を付けていたとしても入居後騒音トラブルに巻き込まれてしまう可能性は否定できませんが、管理がしっかりと行き届いている物件ならば、比較的早く解決することができます。
お部屋探しの際、家賃やエリアなどがどうしても気になってしまいがちになりますが、騒音問題に関してもある程度関心を持たれたほうが、入居後悩まなくて済むかもしれません。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
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