賃貸物件において、お部屋を探す時、使用用途によって間取りは異なってきます。
ファミリータイプ物件において、家賃を抑えるならば「DK」を、くつろぎ空間を求めている方は「LDK」賃貸を探されることが多くなりますが、そもそも「D」とか「L」とかといった記号やその意味について、しっかりと把握されている方は、正直少ないのではないでしょうか?
そこで、今日のブログは、リビングダイニングの違いについて、また同じ広さであっても、ある設備があることによって、使用できる広さが異なる点などについて、お伝えいたします。
目 次
1.ダイニング・リビングについて
賃貸物件の間取りでよく出てくる、ダイニング=Dと、リビング=Lについて、なんとなくその意味は理解しているものの、詳細部分に関しては、あまりご存知でない方の方が多いのではないでしょうか?
ダイニングとは、食事をとるためのスペースのこと、またリビングは、くつろぐ空間を確保するために取るスペースで、一般的にはソファーやテレビなどを置くことができます。
間取りでDKとある部屋は、ひとつの空間に「ダイニングとキッチン」があることを示し、LDKは、キッチン・ダイニング・リビング空間があることを指します。
なお、最近では「室内空間を広く使いたい」と考えている方が多いため、DKの間取りは減少傾向となっていています。
2.DKとLDKのメリットとデメリット
DKとLDK。一見すると、L=リビングがあるかどうかの差となってるので、お部屋の使い方にもよりますが、一見すると家賃が安くなるDKの方がメリットがあるのではと思われますが、ただメリットがある一方でデメリットもあるのが世の常。
DKとLDKのメリット、デメリットについてまとめてみました。
【DK】
●広さの定義:1DK=DKの広さが4.5~8帖未満m、2DKは6~10帖未満
●メリット:
・ファミリー物件タイプに住みたいけれど、家賃予算を抑えたい方
・一人~二人暮らしで、モノがあまりなくても平気な方
・光熱費を抑えたい方
●デメリット
・DKの間取りは、あまり人気がないため、仮にあるとしても「築古」物件しかない
・食器棚などの収納をDK空間に置いてしまうと、部屋が圧迫してしまうかも?
・ダインんグテーブルや食器棚を置いてしまうと、ソファーを置くことが難しくなる
【LDK】
●広さの定義:1LDKは8帖以上、2LDK以上は、10帖以上
●メリット:
・室内を広く使いたい方には、最適な空間。
・ソファーやダイニングテーブルなどを置いても、広く使える。
・お子さんがいる場合、食事の用意をしながら様子を伺うことができる
●デメリット
・DKと比べると、家賃が高い
・部屋が広くなった分、掃除が大変
・物件によっては、エアコンの効きが悪くなってしまう
3.LDKにおいては、キッチンによって使用面積が異なる
室内空間が広くなる「LDK」は、二人暮らし~子育てをされている方にとって、快適な空間になることは間違いありませんが、ただしLDKであっても「キッチン」が壁付け/対面によって、同じ広さであったとしても、使える広さは違ってくるので注意が必要です。
例えば、LDK12帖の部屋があった場合、キッチンが壁付けの場合は「LDK空間を最大限」使用することができますが、ただ対面キッチンの場合においては「キッチンだけで約4帖」のスペースを確保しているので、ダイニング・リビング空間として使用できる大きさは、キッチン分を除いた8帖分となってしまいます。
もし、対面キッチンが設置されている物件において、室内空間を広く使いたい方は
ダイニングテーブルを抜き
にしたレイアウトにすることによって、室内空間を広く使用することが可能となります。
4.まとめ
近年では、リビング内の様子を伺いながら料理ができる「対面キッチン」が人気となっているので、ファミリー向け新築賃貸物件においては、対面キッチンが最初から標準装備されているケースが、多くなってきています。
ただ、対面キッチンは「キッチンスペース」をある程度確保していることから、LDK全体が10帖ぐらいの部屋では、ダイニングやソファーを置くと、室内空間が狭めになってしまう可能性がありますので、もし1LDK以上の部屋をお探しの方で、対面キッチンを希望される場合には、LDKが10帖以上ある物件にしないと、人によっては息苦しく感じるかもしれません。
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