賃貸物件を探す場合、出来ることであれば「優良物件」に入居したいもの。
ただ賃貸検索サイトだけでは、希望物件が本当に「優良物件かどうか」までは把握することができないことから、どの基準を持って探せば「優良物件」にありつけるのか、多くの方が知りたいはずです。
そこで今日のブログは、賃貸物件を探す際に役に立つ「優良物件を探すコツ」についてお伝えしていきたいと思います。
目 次
1.築年数は基本的に考えないほうがいい
賃貸物件を探される時、築年数はとても気になる部分ですよね。
確かに築年数が浅い物件を選択すると、最新の設備が充実しているので、生活がしやすいといったイメージが強いのですが、ただ100%断言できるのかというと、そういうことではありません。
(1)インターネット無料物件
近年施工された新築賃貸物件においては「インターネット無料」となっています。
インターネット無料化になっていると、入居初日から「すぐにインターネットが使える」状態になっていているので、開設工事は不要となり、さらに毎月の使用料も発生しないので、オトク感が強い設備であると言えます。
ただし、インターネット無料物件においては、一つの回線を各部屋において共有していることが多いため、多くの方がいる夜の時間帯において、オンラインゲームや動画などを一斉に視聴してしまうと、回線がパンクしてしまい、速度低下が発生することがあります。
速度低下は「あくまでも一時的」な問題であるため、仮に速度低下が発生したからと言って、管理会社などにクレームを言うことはできません。さらにコロナ禍においては、テレワークをされている方もいると思いますが、実際にインターネット無料物件において、テレワークを行った際、音声が聞き取れないなどといった「通信障害」的なトラブルに巻き込まてしまう方もいます。
さらにインターネット無料物件では「プロバイダ」は固定されていることから、お客様が好きなプロバイダと契約することができず、インターネット回線を室内にひく事もできません。(どうしても引きたい方は、原状回復を支払うことを覚悟した上、事前にオーナーさんの許可が必要です)
(2)害虫について
築年数が浅い物件ほど、ゴキブリの発生が少なく、逆に築年数が経過している物件においては、ゴキブリ発生率が高くなるといったデーターがあります。基本的に「ゴキブリが好き」な方は、殆どいないと思いますので、もし家賃支払い能力があれば、築年数が浅い物件を選択したくなるものです。
ただ、ゴキブリは「条件が揃う」ことによって、どのような所であっても「発生」してしまうもの。新築だからと言って、ゴキブリ発生率が0%という保証は、どこにもありませんが「掃除を徹底する」「生ごみはすぐに袋に入れて、蓋つきのごみ箱に入れる」「段ボールはためとかない」等の実践を行えば、ゴキブリの発生率を抑制することができます。
(3)礼金をどう考えるか?
一昔前の時代では、賃貸物件の供給数が少なかったので、入居許可をしてくれたオーナーさんに対して、謝礼をする習慣(=礼金)が生まれ、礼金を支払うのは「ごく当たり前」となっていましたが、今の時代は「物件数が飽和状態」となっているため、礼金が設定しているのは「ある意味においては時代錯誤」と言っても過言ではありません。
新築物件や築浅物件においては、初期費用の中に「礼金が設定」されているケースが多いのですが、礼金は敷金とは異なり「退去時に返還されない費用」となってしまいますので、正直支払いたくはないと考えている方の方が多いと思います。
礼金に関しては、築年数が10年以上経過すると、設定がない物件も多くなるため、礼金分をどう考えるかは、お客様次第となってしまいます。礼金を支払ってまで「築年数が浅い物件」を選択するか、それとも築年数は少し妥協して「礼金なし物件」を選択するか、こればかりは、どちらが正解かは、正直難しいところです。
2.鉄筋コンクリート賃貸=防音性に優れている?
賃貸業界におけるクレーム問題として、よく管理会社に届く相談とは、生活音が原因と思われる騒音。
生活音問題の中でも、上下階における生活音問題は、よく発生していると言われていますが、音に関しては「人それぞれ認識が異なる」ことから、騒音のガイドライン上では「セーフ」であっても、お客様のとらえ方次第では「アウト」になってしまうことも予想されます。
一般的に鉄筋コンクリート賃貸は、防音性が優れていると言われていますが、ただ管理会社担当者からの報告によると、鉄筋コンクリート賃貸であったとしても、生活音問題は「他の構造躯体」同様に発生しているとのことですので、鉄筋コンクリート賃貸を選択すれば安心だという考えは、間違っています。
3.同じ間取りでも郊外の方が安い
賃貸物件を探される時、アクセスがしやすいエリア周辺の賃貸物件に入居すれば、生活がしやすくなるのは、誰もがそう思うはずです。ただ好エリアにある賃貸物件は、地価が高いこともあるので、家賃は割高傾向となっており、さらに賃貸物件に隣接している駐車場においても、割高傾向となっています。
しかし、郊外/各駅停車しか停まらない駅においては、間取りが同じであっても「家賃が数千円~1万円近く」安くなっていることは、よくあること。
首都圏にお住いの場合、物件から最寄りのバス停/駅まで「徒歩圏内」であれば、各駅停車しか停まらない駅周辺に住むというのも、ひとつの考え方であり、地方都市においては、車社会となっていることから、主要駅までは「自家用車」で移動することが苦でなければ、郊外を選択するのも、十分狙い目です。
4.長期入居が確実となっている場合
もし、6年前後は入居するつもりであるならば、間取りをワンランク上の部屋を借りられると、生活がしやすくなります。
例えば、賃貸でこれから「一人暮らし」を始める方は、大抵は「ワンルーム」物件を選択してしまいがちになります。ただ、もしワンルームで生活をしていた方が、同棲を開始したいと思った時、ワンルームでは手狭になってしまい、更には物件によって「二人暮らしはNG」となっている所もあるので、同棲をしたいと思った時には「住み替え」をしなくてはなりません。
しかし、もしワンランク上の「1LDK」や「2LDK」を選択していた場合、管理会社に「同居人追加」の手続きを行えば、すぐに同棲を開始することができ、わざわざ住替えをしなくてもいいことから、余計な出費を抑えることも期待できます。
また最初から「広めの間取り」を選択することによって、賃貸特有の悩みのひとつでもある「収納問題」も解決することができるので、もし予算的に許されるのであれば、ワンランク上の賃貸物件を選択するのも、選択肢の一つとして挙げてもいいと思います。
5.賃貸の裏情報を聞きたければ、担当者に相談!
不動産仲介会社の担当者は、毎日のように物件紹介をしていることから、お客様の家賃予算などから「おススメしたい優良物件」を紹介することができます。
近年のお部屋探しにおいては、予め「賃貸検索サイト」で物件情報を集め、内見したい部屋を絞っていることから、お客様が見たい部屋に関する説明はすることができますが、ただお客様の方から担当者に「おススメできる物件はまだありますか?」等といった相談はされない方が多いと思われます。
ただ、賃貸物件の裏情報なども把握している「担当者の意見」は、非常に重要であり、もしかするとお客様が選択した部屋より、担当者がおススメしたい部屋の方が「結果的に貼有料物件」である場合も期待できますので、もしお部屋探しにおいてわからない場合には、お気軽に担当者に相談してみてはいかがですか?
(なお相談に関しては、何回行っても無料です)
6.まとめ
いかがだったでしょうか?
賃貸物件を探す場合、築年数や家賃などといった「文字情報で確認」することができる情報を参考にしてしまいがちになりますが、必ずしも「築年数が浅い物件」「鉄筋コンクリート賃貸」「家賃が高い物件」が住みやすいとは断言できません。
本当の意味においての「優良物件」とは、クレーム件数が極端に少ない物件のことを指し、これは管理や入居者の質が高いことを物語っていますが、これらの情報は、賃貸検索サイトでは決して確認することができないので、内見する際には、担当者に「この物件はクレーム件数が少ないかどうか」を確認するだけでも、優良物件に入居できるヒントを得ることができますので、積極的に担当者に相談してみてはいかがですか?
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