賃貸物件に入居する場合、必ず入居審査が行われます。
どのような審査が行われるのかというと、賃貸物件を貸す側=管理会社・オーナーさんにとって、家賃滞納やトラブルを引き起こす方は、正直入居してもらいたくはないと考えているため、入居審査を行うことによって「入居させてもいいかどうか」適性検査みたいなものを行います。
入居審査の詳細に関しては、お客様には一切お伝えすることはなく、入居審査に通過したかしなかったかについてのみとなることから、入居審査に落ちてしまったからは「どうして審査に落ちてしまったのか」について、わからないままとなってしまいます。
インターネット上において
賃貸入居審査に必ず通れる方法
みたいなものが掲載されています。
これを見てみると、お客様とオーナーさんが知り合いで、不動産屋さんに通さなければ、入居審査に通過するとありますが、では本当にこのやり方で行えば、入居審査に通過するのでしょうか?
①大手管理会社では、まず難しい
大手管理会社物件においては、家賃滞納を非常に嫌います。
現在では「保証会社」を理想するケースが多くなったので、万が一にお客様が家賃滞納されたとしても、保証会社が「立替」をしてくれるので、オーナーさん的には家賃滞納リスクはありません。
ただ管理会社では、たとえオーナーさんから紹介をされたとしても、家賃支払い能力がない方や、人柄があまりにも悪すぎる方を「入居させることはない」ので、オーナーさん紹介であっても、入居審査を行う所が多いです。
②不動産屋さんを通さないという意味とは?
オーナーさん自ら物件管理をしている物件で、オーナーさんが賃貸借契約を行っている所に関しては、保証会社を利用しないケースもあり得るので、入居審査が通りやすくなります。ただ、保証会社を利用しないとなると、家賃滞納が発生した場合、オーナーさんリスクが大きくなってくるので、近年ではオーナーさん管理物件であっても、保証会社を利用するケースもあるので、注意が必要です。
③リスク管理を考えているオーナーさんは、必ず不動産屋さんに任されている
現在の賃貸業界は、借り手市場と言われています。少しのクレームが「退去のきっかけ」となってしまうことから、賃貸借契約を必ず行うことによって、借主と借主が双方契約事項を守る意識が強くなってきていますが、不動産屋さんを通さないということになると、万が一客様が「重大な契約違反」(例えばペット不可物件なのに、猫を飼っていた)をした場合、管理上リスクが増大になってしまうので、リスク管理を考えているオーナーさんは、不動産屋さんを介さず契約をすることはまずありあせん。
不動産屋さんを介さずに入居審査を通すということは、管理上のリスクが発生することにつながることから、大手管理会社においては「まずない」と思ってもらっても構わないと言っても過言ではありません。
また入居申込段階で「オーナーさん紹介だから、入居審査を通さないでくれ」といった場合、担当者は「何か裏があるのでは」と感じてしまい、警戒する可能性が高くなるので、あまりこのようなことは言わないほうがいいのかもしれません。
Comments