賃貸物件に入居する場合、入居審査が必ず行われます。
近年では管理会社が指定する保証会社に加入することが、入居条件のひとつとなっていることから、家賃保証会社における入居審査と管理会社における入居審査がそれぞれ行われ、両方の審査に通過しなければ、入居することができません。
一般的には、審査で落ちる場合はまずありませんが、ごくたまにではありますが、入居審査に落ちてしまう場合もあります。入居審査に落ちてしまうケースとしてよくあるのが、家賃保証会社における審査。
家賃保証会社における審査は、独自調査となっていることから、どのような基準で審査されているのかについては、正直わからないのが現実。ただ保証会社が属しているグループから、どのような視点で調査しているかについては、把握することができます。
家賃保証会社の審査に落ちた場合
契約手続きをする場合、仲介会社所定の「入居申込書」に必要事項を記入すると、すぐに入居審査が始まります。
入居審査は2~3日ぐらいで結果がわかりますが、一般的に審査に落ちる方は「過去に家賃滞納していた」「強制退去処分となった」「夜逃げをした」「クレジットカード滞納をしていた」場合が多いのですが、ただここで注目なのは、家賃保証会社がどのグループに属しているかによって、調べられる信用情報が異なることから、場合によっては滞納歴があっても入居審査が通ることがあり得ます。
家賃保証会社において、入居審査に落ちてしまった場合の殆どは「滞納関係」であることから、もし入居審査に落ちてしまった場合には、別のグループに属している保証会社に審査を回して、再審査を行います。
ただし再審査においても「入居不可」連絡をもらった場合、残念ながら入居すること自体ができなくなってしまいますので、お部屋を借りることができません。
但し救済策はあります
家賃保証会社における入居審査に落ちてしまい、入居する事自体ができなくなってしまった場合があってもまだ大丈夫です。
独立系と言われている保証会社は、そもそも信用情報を確認することができません。
独立系保証会社において確認できるのは、その保証会社を利用している管理物件において、過去に家賃滞納などを行っていた場合のみ。他社で家賃滞納や強制退去をした場合でも、信用情報を確認することができないので、家賃を支払える能力があれば、入居する事が可能となります。
また、一部の物件においては「家賃保証会社の保証料不要」「連帯保証人不要」物件もありますが、ただ短期解約してしまうと、違約金の設定量が通常より高くなっているので、その点は注意が必要です。
再審査で審査通過した場合でも、審査に落ちることがある
家賃保証会社における審査で、再審査で合格された方は、管理会社審査において、不利になる可能性が高いです。
というのも、管理会社では、たとえ家賃保証会社を利用するとはいえ「家賃滞納」する方はとても嫌います。これは家賃滞納だけの問題ではないのですが、家賃滞納を繰返している方は管理会社にとっては「うちの物件でも繰り返すかもしれない」と感じ取ってしまう傾向が強く、収入的に家賃を支払えるのがギリギリな方の場合には、家賃保証会社の審査が通っていたとしても、入居を断る可能性があり得ますので、注意が必要です。
まとめ
入居審査に落ちる場合とは、業界的に「家賃保証会社における審査に落ちる」という意味ですが、ただ独立系の保証会社以外では、保証会社審査に落ちたといても、提携している別の保証会社に再審査をお願いするのが一般的なので、そこの審査に通過するというのはよくあることです。
ただし、滞納履歴がある方は正直管理会社では「歓迎できない」ので、もし過去に滞納歴がある方は、入居後絶対に滞納しないように心掛け、もし滞納しそうになった場合には、すぐに管理会社に連絡をして事情を話してください。
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