賃貸物件において、これから同棲を行う場合、基本的には「契約者+同居される方」がお部屋探し~内見されることが多いのですが、都合によって「同居される方が一緒に内見できない」場合ということも、当然ではありますが、考えられます。
Yahoo!不動産に、賃貸同棲に関する質問が掲載されてありました。
長文ではありますが、そのまま引用させていただき、この様なケースの場合、入居することが可能などうか、一緒になって考えてみましょう。
2ヶ月後に入籍する婚約者と住む部屋を事前に借りることはできるのか。 質問をご覧いただきありがとうございます。
賃貸で部屋を借りることを予定しているのですが、2ヶ月後に入籍予定の婚約者と住む部屋を、事前に借りておくことは可能でしょうか。 婚約者は現在カナダに留学中で、2ヶ月後に日本に帰ってきます。そのため、二人で不動産屋に行って一緒に内見することはできません。 私が不動産屋に事情を説明し、事前に部屋を借り、そのあとで彼女が追加で同居人になるということは実際的に可能なことでしょうか。 ネットで調べてもあまり似たような情報が出て来なかったので質問させていただきました。 質問を整理します。 Q.私が事前に部屋を借り、その後に婚約者がその部屋に追加で入居することはできるのか 大家さんや、不動産関連のお仕事をされている方、似たような状況について知っている方などにご回答いただけると助かります。よろしくお願いいたいします! 【補足情報】 ■ すでに両親顔合わせまで終了していて結婚することはもう確定と言える。 ■ 年齢はお互い28歳 ■ お互い犯罪歴があったり刺青があったりクレジットカードの滞納歴などはありません。 ■ 収入に見合った部屋を借ります(収入の5分の1ほどの部屋を借りる予定)
お客様の懸念とは?
①婚約者は現在「海外留学中」だが、帰国後同棲したい。
②お部屋探しは一緒にはできない
③入居後、同居人追加として生活したい
④婚約していることを証明できる
⑤滞納歴などはない
現役オーナーとしての回答
結論から先に申し上げますと、今回の場合「入居後、同居人追加」することは可能です。
理由①:事情を伝えれば、仲介会社は理解してくれる
二人暮らしをされる場合、基本的には1LDK以上の賃貸アパートを探されるはずであり、内見時において「一人で部屋探し」をされると、仲介会社の担当者の中には「不信感」を感じる可能性もあります。
どうして不信感を感じてしまうのかというと、同居すると言いながら、同居人となる方が内見時にいないとなると「何かを隠しているのでは?」といった不信感が先行してしまいます。
しかし、しっかりと事情を説明することによって、仲介会社担当者も理解してくれますし、またオーナー審査時において、オーナーさんから「どうしてファミリー物件なのに、入居者が一人なの?」と質問された時でも、担当者がしっかりと事情を説明することができるため、オーナーさんも安心して貸すことができます。
理由②:同居人追加は、入居後でも対応可能
賃貸業界ではよくあるパターンですが、最初一人暮らしをされていた方が、後日同棲を開始されることがあり、この場合は「同居人追加」手続きをしてもらうことによって、簡単に同居することができます。
どうして、同居人追加する時に、手続きが必要になるのかについては、同居人追加されていると、万が一「借主責任による漏水事故」を起こしてしまった場合でも、家財保険の対象となり、同居人も対象となるので、管理会社及びオーナーさん的には、同居人が増えた場合には、すぐに手続きをしてもらいたいというのが本音です。
なお、同居人追加の手続きをする場合「住民票の提示」をして頂く事で、簡単に契約書に追加することができ、費用面においても無料対応してくれるところがありますが、管理会社によっては対応が異なりますので、一度管理会社に相談されることをおススメします。
理由③:婚約のための同棲は、入居審査が通りやすい
婚約もしくは結婚を機に「二人暮らしをされる方」の場合と、普通のカップルの方が、これから同棲を開始する場合とでは、前者の方が入居審査は通りやすくなります。
その理由としては、婚約もしくは結婚を機に同棲を開始される場合、もし家賃支払いが厳しくなったとしても、何とかして支払おうとする傾向が強いことから、家賃支払い能力があれば、入居審査は通りやすくなります。
一方で「カップルの方がこれから同棲」するために、お部屋探しをされる場合、恐らく将来のための準備段階として、同棲をするものだと、仲介会社及びオーナーさんは認識しているものの、カップルの場合「破局」する可能性があり得るので、もしこのような場合になったとき、家賃支払いはしっかりとしてもらえるだろうかと、不審に感じてしまう可能性も、決してゼロではありません。
ただ、共働きで「家賃支払い能力がしっかりとある」方であれば、カップルであっても入居することは十分可能です。
理由④:滞納歴がない
賃貸業界において「滞納歴がある方」は、非常に嫌う傾向となります。
どうして「滞納歴があると、嫌う傾向」となってしまうのかというと、滞納歴がある方の場合、「入居後滞納してしまうリスク」は、動じても出てきてしまい、近年では「家賃保証会社を利用するケース」が多くなってきているため、仮に滞納が発覚したとしても「保証会社が立て替えて支払ってくれる」ため、管理会社及びオーナーさん的には、直接的な被害は発生しません。
ただ、お金にルーズな方は「お部屋の使い方にもルーズである可能性がある」ため、入居審査において「滞納歴が発覚」すると、場合によっては入居拒否判定を下してしまう可能性があります。
今回のケースでは、(本人申告ではありますが)滞納歴がなく「収入の5分の1ほどの部屋を借りる予定」であるため、まず入居審査で問題が発生することは、少ないと思われます。
当物件では、お部屋探しにおける質問を募集しています。
賃貸全般で何かお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください!
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