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執筆者の写真GRACE LOYAL ELEGANT ROOM

賃貸入居申込後のキャンセルはOK?


賃貸物件に入居したい場合は、お部屋を募集していた仲介会社において手続きを行いますが、もし入居申込した後で、事情によりキャンセルしたい場合、キャンセル扱いにしてもらえるかどうか、不安になってしまいますよね。


賃貸物件においては、お部屋キャンセル扱いにできるかできないかの「ボーダーライン」は実はお客様が賃貸借契約を結んでいるかどうか?がカギとなってきます。


そこで今日のブログは、賃貸入居申込後のキャンセルは可能かどうかについてお伝えしていきたいと思います。


 

目 次 

1.キャンセル可能かどうかのボーダーライン

2.キャンセルした際の初期費用は返金されるの?

3.キャンセルしたい場合にはすぐに仲介会社に連絡

4.契約後のキャンセルはNG

5.まとめ

 

1.キャンセル可能かどうかのボーダーライン

賃貸借契約が成立するまでの流れについてですが…

入居申込→入居審査→賃貸借契約成立・カギ渡し→ご入居

となり、入居申込から契約成立までにかかる時間は、おおむね2週間ぐらいとなります。


もしお客様の都合により、お部屋をキャンセルしたい場合には、賃貸借契約書にサインをする前なら、キャンセル扱いとなります。一方で賃貸借契約が成立した後は、キャンセル扱いを受け付けることはできなくなり、もしキャンセルしたい場合には「解約」扱いとなります。


2.キャンセルした際の初期費用は返金されるの?

一般的な賃貸借契約の流れでは、入居審査を通過した際に、仲介会社から「初期費用請求書」を渡されますので、期日までに振り込みを行う必要がありますが、お部屋をキャンセルした場合で、賃貸借契約にサインをする前ならば、支払った初期費用全額は返金されます。


その一方で、賃貸借契約にサインをした後においては、先ほどもお話しさせてもらった通り「解約扱い」で処理することになり、お支払いしていただいた初期費用のうち、敷金が設定されている物件ではしききんはへんきんされますが、それ以外の諸費用に関しては、返金されません。


また賃貸借契約で「特約事項」が設定されている場合(ほとんどの物件で退去時室内クリーニング費用を支払う旨の記載がある)には、特約事項に記載されてある内容通りにしなければなりません。賃貸借契約が成立したあとでは、仮に一度も生活していないとしても、初期費用などは返金されませんので、注意が必要です。



2.キャンセルした際の初期費用は返金されるの?

お客様の都合により、お部屋をキャンセルしたい場合には、分かった時点においてすぐに管理会社または仲介会社に連絡してください。


一般的にお客様からお部屋申込をいただいた時点で「賃貸系ポータルサイト上でのお部屋募集はいったん中止」して、お申し込みをされた方を最優先にしています。


もし、お客様がお部屋をキャンセルした場合には、再募集を行い次のお客様をご紹介することになりますが、キャンセル連絡が遅くなってしまうと、仲介会社の業務にも支障をきたしてしまいます。


キャンセルしたい場合には、分かった時点ですぐに連絡し、またキャンセルしなければならない理由についても、大人としてしっかりと伝えることが大切です。



4.契約後のキャンセルはNG

賃貸借契約が成立した後では、仮に室内を使っていないとしても、キャンセルすることはできず、もしキャンセルしたい場合には「解約扱い」となります。


解約扱いとなると、敷金以外の費用(礼金、仲介手数料、家賃保証料など)はすべて没収となってしまい、また契約書に特約事項が明記されてあった場合には、特約事項に記載されてあることを行わないといけなくなります。


特約事項に記載されてあるもので、よくありがちなのは…

〇退去時における室内クリーニング

〇短期解約違約金


室内クリーニングに関しては、退去される際お客様負担で室内清掃費用を出してもらうものですが、仮に一度も生活していないとしても、室内クリーニング費用は発生します。また、短期解約違約金とは、管理会社のほうで一定期間家賃が無料となる「フリーレント」を付けた場合、管理会社が定める期間内で退去した場合、違約金支払いが発生してしまうもので、こちらも一度も生活していないとしても、違約金が発生してしまうので、注意が必要です。



5.まとめ 

お部屋をキャンセルしたい場合、賃貸借契約を結ぶ前ならば、キャンセルが可能でありまた、支払った初期費用も全額返金されますが、賃貸借契約を結んだあとでは、どのような理由があったとしても、契約が成立していることから、キャンセル扱いで対応することはできず、どうしてもキャンセルしたい場合には、通常の退去と同じ手続きを踏まなければなりません。


キャンセルすることにより、仲介会社やオーナーさんに迷惑をかけることにつながりますので、万が一キャンセルしなければならない場合には、すぐに連絡してください。



今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。



#入居 #キャンセル #賃貸借契約 

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