賃貸物件を探す時、目星をつけた服風の物件を見学(内見)される方が多いと思いますが、ただ入居できるのは1件のみとなりますので、複数のお部屋を見学された場合は、お断りをしなければならなくなります。
また、内見後「急に考え方が変わってしまい」その部屋に入居する事が難しくなった場合で、担当者に「入居したい」といったようなことを言ってしまうと、断りにくくなってしまいますよね?
では、もし内見後に「その部屋を断りたい」場合、担当者にしっかりと説明すれば、受け入れてくれるのでしょうか?
目 次
1.内見前後の断りは、想定の範囲内
2.入居申込を行った後は、出来るだけ早く連絡する
3.契約が成立した後では、キャンセル不可
4.まとめ
1.内見前後の断りは、想定の範囲内
賃貸業界においては、お部屋キャンセルは「当たり前」のように発生していることから、内見前後において、キャンセルしたい場合には、担当者に一言言っていただくだけで、受け入れてもらえますので、ご安心ください。
もし可能であるならば、どうしてキャンセルしたいか、言える範囲内で担当者に伝えてもらえると、今後の営業活動の参考になりますので、ご協力して頂けると助かります。
なお、内見前後において「担当者からの連絡に出ない」場合には、その部屋をキャンセルしたとみなして、他の方からお問合せや入居申込があった場合には、最優先となってしまいますので、注意が必要です。
2.入居申込を行った後は、出来るだけ早く連絡する
内見後に「入居申込」をしても、契約が成立する前ならば、キャンセルは可能となります。
ただ、入居審査が完了すると、入居に向けて関係者が「室内確認」を行い、もし室内において緊急修繕が必要になった場合には、対応をしなければならなくなるので、もしキャンセルしたい場合には、至急担当者にお伝えください。
なお、初期費用を支払い済みであっても、契約が成立する前ならば、全額返金されますので、その点はご安心ください。
3.契約が成立した後では、キャンセル不可
賃貸借契約が成立した後では、たとえ正当な理由があったとしても、入居をキャンセルすることはできません。
もしキャンセルをしたいのであれば、解約手続きをしなければならなくなりますが、解約手続きは、解約日から1か月前までに連絡するのが一般的になっているので、すぐに解約することはできません。
また、賃貸借契約の特約で「退去時に行われる室内クリーニングは借主負担」とあった場合、たとえ入居履歴がなかったとしても、室内クリーニング費用を支払わなければなりませんので、その点は注意が必要です。
4.まとめ
賃貸内見後~契約成立する前ならば、入居キャンセルは認められることが多いのですが、ただ「入居条件として設備設置」を担当者経由でオーナーさんにお願いして、オーナーさんが承諾し、その後キャンセルしたいと申し出ると、オーナーさんとしては「入居意思があったのにキャンセルするのはどういうことだ!」と、怒り心頭になってしまいますので、もし家賃交渉などを行う場合には、よほどのことがない限り、キャンセルはしないほうが得策だと思われます。
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