賃貸物件でこれから「同棲」を始めようと考えている方の中には、婚約を一つのきっかけで決断される方も多いはずです。また結婚を前提として同棲を開始する方もいると思いますが、同棲をしようと賃貸を借りる時、実はおすすめの時期はあります。
どの時期に入居するかによって、初期費用の支払額に大きな差が生まれると言っても過言ではありませんので、オトクな時期に入居されることをおススメします。
目 次
1.一番避けるべきは1月~3月
2.おすすめ時期は、春と秋
3.初期費用を抑えたいならば、夏がおススメ
4.おすすめな間取りは2LDK
5.家賃を抑えたいならば、リノベーション物件
6.まとめ
1.一番避けるべきは1月~3月
毎年1月~3月の時期は、新年度を迎えることになりますので、多くの方が「進学」「転勤」「就職」のために部屋探しをされるので、賃貸業界的には「最大の繁忙期」となることから、家賃・初期費用交渉しても「交渉が難しくなる」可能性が高いです。
また引越を業者さんに委託する場合、1月~3月の時期は「通常の引っ越し料金より高くなっている」こともあるので、トータルで考えると、この時期に同棲を開始すると「出費が一番かかってしまう」ので、あまりおススメはできません。
2.おすすめ時期は、春と秋
4月の中旬以降になってくると、新年度を開始するために部屋を借りられる方の人数も落ち着いてくるので、この時期からお部屋探しをされると、仲介担当者も時間をかけてお部屋探しに協力してくれるので、個人的にはおススメです。
なお4月以降になってくると、お部屋探しをされる方が少なくなるので、この時点で空室がある物件を所有しているオーナーさんは、一日でも早く部屋を埋めたいと考えているので、交渉が入った場合、よほどのことがない限りは「受け入れてくれる可能性が高い」と言っても過言ではありません。
昔は、秋口も「定期異動」が多くあったことから、賃貸業界的には「第二の繁忙期」と言われていたものの、現在では「異動時期が拡散」されていることから、秋口に部屋探しをされる方は、少なくなってきていますので、この時期に同棲のために部屋探しをするのも、おススメです。
交渉も比較的しやすくなり、さらに春と秋は「比較的過ごしやすい」ので、引越しがしやすいというのも、メリットとして挙げられます。
3.初期費用を抑えたいならば、夏がおススメ
一方、ある意味において「穴場的な時期」とは、夏です。
6月~7月頃は、梅雨の時期になっているので、過ごしにくい日が続き、梅雨明け後は、連日猛暑日となることから、この時期にお部屋探しをする方は、あまりいません。
ということは、家賃交渉なども通りやすくなることを意味しているので、一年の内で初期費用を最も抑えられるのは、夏の時期と言っても過言ではないと推測できます。
4.おすすめな間取りは2LDK
同棲を開始する時、どの間取りにするか、非常に悩みますよね?
二人暮らしをするなら、1LDKでもいいのではと思いますが、ただ1LDKでは部屋数が限られているので、使い方が限定されてしまいますので、個人的には2LDKをおススメします。
どうしても2LDKの方がいいのかというと…
・1部屋は寝室用として、1部屋はゲスト用や収納部屋として活用が可能
・将来、お子さんが生まれた場合、1部屋を子供部屋にすることができる
・ケンカした時、一人になりたい時、空いている部屋をすぐ使用することができる
・3DKの場合、ダイニングとキッチンスペースしかないため、場合によっては狭く感じる
5.家賃を抑えたいならば、リノベーション物件
同棲を開始する時、やはり家賃は気になるもの。
人生の中で、同棲を開始する時は、恐らく一生の思い出になることから、きれいでおしゃれな部屋に住みたいと、誰もが思うはず。
ただ新築・築年数が5年位までの部屋は、家賃や初期費用が高額になっているので、共働きをしている方、もしくは比較的収入が多い方でないと、入居する事は難しくなってしまい、また妊娠や転職などといった「ライフスタイルの変化」が起きてしまうと、収入が一時的に減ってしまう可能性があり、管理会社の話では、新築物件に入居された方の約1割は、ライフスタイルの変化によって、家賃支払いが厳しくなり、安い物件に住替えされるとのことです。
そこでおススメなのが、リノベーション物件。
築年数は経過しているものの、室内空間は「新築並み」になっていて、家賃もリーズナブルになっていることから、将来のために貯蓄をしたいと考えている方にとっては、一石二鳥どころか三鳥といった部屋となりそうです。
6.まとめ
賃貸で同棲を開始する時には、ある程度将来のこと(お子さん)を踏まえたうえで、お部屋探しをするべきで、例えば1LDKで子育ては、事実上難しくなるので、すぐに住み替えを余儀なくされ、また築年数が浅い物件においては、家賃が高めになっているので、ライフスタイルが変化してしまうと、家賃支払いが苦しくなってくるので、最悪なケースも踏まえたうえで、お部屋探しをすると、比較的良い部屋に入居する事が可能となります。
ただし、住居費を抑えたいという考えから、家賃が安すぎる物件に入居してしまうと、入居者の質が悪い可能性が高くなるので、あまりおススメはできません。
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