賃貸物件を探す時、基本的に不動産仲介会社に「物件見学予約」「物件問合せ」等を行った上で、物件(オンライン)見学をして、物件が気に入ったら契約するといった流れとなります。
基本的にお客様のペースに、仲介会社の担当者が合わせることになりますが、ただたまにではありますが「契約(申込)を急がせる」担当者もいます。
担当者からこのような話が出てくると、一瞬焦ってしまいがちになりますが、どうしてこのような話を提示してくるのか?またこの話の裏に隠されたものがあるとしたら、どのようなものがあるのかについて、お伝えしていきたいと思います。
目 次
1.別の人が入居するかどうか迷ってる
賃貸物件の部屋探しは「早い者勝ち」となっていて、所謂「仮押さえ」といったものは存在しません。
入居申込を行うことによって、大手賃貸サイト上から物件情報を「一時停止」することになっていますが「お問合せ」「少し考えてから返事する」といった「申込に至らない」場合においては、物件情報は開示したままとなっています。
お問合せをした方と、見学に来た方が「別」であり、担当した仲介会社が「同じ」の場合には、見学に来た方もしくはお問合せが入った方に「別の方がお問合せ/見学をされた」事実を伝えることがあります。
入居申込をされた方が、とにかく最優先となっていますので、もし見学/問い合わせをした物件が気に入った時には、申込をする意思表示を、しっかりと示したほうがいいと思います。なお、申込をしたとしても「契約が成立」していない限り、キャンセルは可能となっていますので、ご安心ください。
2.おとり物件の可能性
おとり物件というものをご存知でしょうか?
おとり物件とは…
・存在しない物件
・存在するが、取引対象にならない
・存在するが、取引の意思がない物件
のことを指し、もし仮に物件に入居申込が入っていないのに、入居申込が入ったから、同じタイプの部屋をご紹介するといった営業をする行為は「おとり物件」の可能性が高くなります。
おとり物件に関しては「法律によって禁止」されているので、もしこの事実が判明してしまうと、仲介会社には「営業停止処分」など厳しいペナルティーが科せられます。
ただ一点注意が必要なのは、賃貸サイト上に掲載されている「募集物件」に、入居申込が入っても、すぐにそのページを消すことはできず、早くても1日ぐらいの時間はかかってしまうので「ライムラグ」はどうしても発生してしまいます。
おとり物件であるかどうかに関しては、正直実態を把握することは難しいため、もし気にっている部屋があれば、一度募集している仲介会社に「問い合わせ」をされることをおススメします。
3.まとめ
毎年1月~3月までは、進学・就職・転勤などが多くなるので、賃貸探しをする方は非常に多くなり、特に人気エリアにある物件や新築物件などでは「募集開始」と同時に、部屋が埋まってしまうことも、珍しい話ではありません。
上記の時期に、賃貸探しをされる方は、早めに部屋探しをされることをおススメします。
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