賃貸物件における家賃支払い方法としては、家賃自動引き落としが原則となっていますが、近年では「クレジットカード支払い」も可能となってきたものの、導入している管理会社はそれほど多くはないので、大多数の物件では「自動引き落とし」になるものと思われます。
ただここで気になる部分が、自動引き落としになった場合、手数料が発生してしまいますが、この費用は誰が支払うことになるのか?
1件当たりの手数料は「ごくわずか」であったとしても、賃貸物件は基本的に「6年」ぐらいは入居する方が多いので、ご入居期間が長くなれば「手数料」だけでも「ものすごい金額」になってしまいます。
そこで、今日のブログは「家賃支払い時に発生する手数料は誰の負担」になるのか?また手数料をオトクにする「裏ワザ」について、解説いたします。
目 次
1.手数料は借主負担
家賃支払いの際に発生する「手数料」は、誰に負担になるのかというと、一般的には「借主負担」となっているケースが多いです。賃貸借契約書において「家賃支払い方法」が明記されていると思いますが…
振込または口座振替の手数料は、借主負担とする
とあった場合には、自動的に手数料分は「借主」の方で負担しなければなりません。
なお「手数料分を貸主負担にできないか?」と入居交渉しても、システム上変更することができませんので、残念ではありますが借主の方で負担して頂く事になります。
2.家賃引き落としができなかった場合は?
賃貸物件における家賃支払い日は「月末」に指定されていることが多いため、家賃支払い日までに「家賃相当分」を口座に入金しておく必要があります。
もし残高不足によって「家賃支払いができなかった」場合においては、管理会社から連絡がありますので、指定された期日までに「送金」「振替」をして頂ければ大丈夫です。なおこの際に発生した手数料に関しても、借主負担となってしまうので、要注意です。
3.振込手数料をお得にする裏ワザ
管理会社が指定する銀行と、自分達が居住している都道府県に「同じ銀行」があれば、手数料を多少ではありますが、削減することは可能です。
ただしこのようなケースはあまりおおくはなく、地方都市においては「主要都市銀行」がない所もあるので、この場合手数料は一番高くなってしまうので、頭が痛くなってしまいます。
そこでおススメなのが「家賃引き落とし口座」を「ネット銀行」にすることです。
ネット銀行を口座引き落としに指定することによって、毎月家賃支払い時に発生する「手数料」を無料にすることができます。ただしネット銀行によって「手数料無料にできる回数」が決まっているので、詳細に関しては金融機関にお問合せ下さい。
では、どのくらいオトクになるのか?
某大手都市銀行における「3万円以上」を送金・振替した際に発生する手数料は「1件当たり605円」となります。(管理会社によっては、一般的な手数料より安い料金設定にしている可能性が高いです)
仮に6年入居した場合、手数料総額は43560円となるので、決して馬鹿にするような費用ではありません。ネット銀行を利用することによって、手数料分が無料になれば、その分を家計に回すことができることから、使わない手はどこにもありませんよね!
4.クレジットカード支払いの盲点とは?
一部の管理会社においては、家賃支払いが「クレジット対応」している所もあります。
クレジット対応になっていると、毎月「ポイントが加算」されるので、ポイントが溜まった時には、それを商品に還元することができるので、今の時代に合った支払方法と言えます。
ただし、クレジット対応物件に入居した場合において、注意をしなければならない点があります。それは滞納してしまった場合です。
家賃滞納や毎月のクレジットカード支払いを滞納してしまうと、その履歴は「信用情報機関」に登録してしまい、5年間は「履歴が残ってしまう」ので、もし住替えなどをする時に、管理会社などが「信販系の保証会社と提携」していた場合、一発で「過去に滞納していた事実を把握」することができるため、場合によっては入居することができなくなってしまいます。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
賃貸物件における家賃支払い手数料は、契約書において「借主負担」となっていることが多いため、必然的にお客様の方で対応して頂く事になりますが、ただネット銀行を活用することによって、手数料分を無料にすることができるため、家賃引き落とし口座のみ「ネット銀行」を活用されるのも、ひとつの手かもしれません。
当物件について
当物件では、契約時において「管理会社指定の保証会社」に加入して頂く事になっていることから、家賃引き落とし先は「保証会社が指定する口座」となります。
また1回目の家賃引き落としの際に「残高不足」で、引落ができなかった場合には、保証会社から「指定日までに家賃分を送金」してもらうよう、アナウンスがあります。
なお、引落の際に発生する「手数料」は、無料とのことです。
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