昨年から発生している新型コロナウイルスの影響によって、不動産賃貸業界においても、オンラインによる内見や契約が進んできています。
オンライン内見に関しては、時代に沿った見学スタイルとなっていることから、感染予防の面もふくめると、若い世代にとっては「受け入れられる」見学方法だと思います。
ただ、賃貸物件に入居する際には「家賃4~5か月分位の初期費用」を支払わなければならないので、失敗は絶対に許されませんが、株式会社AlbaLinkのプレスリリースによると、約7割の方は「入居したことを後悔している」と回答しているとのこと。
つまり誰もが「入居したことを後悔」してしまうリスクがあると言っても過言ではありませんが、実は物件見学方法をオンラインのみにして契約してしまうと、入居後後悔してしまうリスクが高くなってしまいます。
1.オンライン内見のメリット
オンライン内見のメリットは、ズバリ現地物件に行かなくても、お部屋の様子がわかる点。通常のお部屋見学では、仲介会社に来ていただき、担当者の車で現地見学に行くか、もしくは現地で待ち合わせをして、見学するかの2パターンとなります。
感染予防対策として、見学先の部屋は「網戸」にした状態で見学すると思われるので、感染対策としては「十分」だと思います。ただ店舗や見学先に行くまでに「感染」するリスクはゼロではありません。
一方、オンライン内見の場合は、現在住んでいるお部屋から「直接室内の様子」を確認できるので、接触がゼロとなる点においては、感染リスクがなくなりますので、その点はメリットと言えますし、また見学先に行かなくても済むということは、交通費や時間を節約することができるので、時間があまりない方には、ぴったりの見学スタイルだと思われます。
2.オンライン内見のデメリットとは?
一見すると、オンライン内見の方が、メリット大と思われがちになります。
しかし、オンライン内見にも当然デメリットもあります。
オンライン内見の最大のデメリットは、奥行きがわからない事。
実際の目で見た部屋と、オンライン上で見た部屋とでは「奥行きの感じ方」が、非常に異なっていて、オンライン上では「どのくらい奥行き」があるのか、正直把握することができません。
特に気を付けないといけないのが、LDK。
最近施工された新築物件では、「対面キッチン」が導入されていますが、対面キッチンは約4帖程のスペースを確保しているので、実際のLDKの大きさは、キッチンスペース分を除いた広さとなります。
また対面キッチンの場合、冷蔵庫置き場が必然的に限られているので、市販の冷蔵庫をお使いの場合ならば大丈夫と思いますが、大き目のものを使用していた場合、最悪冷蔵庫置き場に置けないといったこともあり得ます。
また現在お手持ちの家具を、新居でも使用する場合、家具が大きすぎてしまうと「搬入が難しく」なってしまい、引越業者さんに依頼すると、最悪特別料金が発生することもあり得ま(2階以上の部屋に搬入する場合、荷物が大きすぎると、ベランダからの搬入となります)
3.現地見学のメリット
現地見学をするメリットは、ズバリ自分の目で「室内空間を確認」することができる点です。
室内の奥行はもちろんのこと、賃貸サイト上に掲載されている部屋の写真と、実際の部屋を比べることができるので、室内の様子などが、一目瞭然でわかります。さらに、室内外の様子などを把握することができるため、入居の可否をすぐに決めることができる点も、現地見学のメリットと言えます。
4.まとめ
賃貸物件の部屋探しは「失敗が許されない」ことから、もし可能であるならば「現地見学」をおススメしたいです。賃貸サイト上の写真やオンライン内見では、室内の様子がわかりにくい点があるのですが、現地見学の場合は「全てがさらけ出している」状態になっているので、自分達で選んだ部屋が、本当に良い部屋かどうかを判断することができる点では、やはり現地見学の方がいいと思います。
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