賃貸物件を探されている方の多くは、あらかじめ新生活開始日を確定していると思いますが、そうなるとお部屋探しをいつから行えばいいのかが、問題となってきます。
賃貸申込から契約まで、どのくらいの時間がかかるのかわかると、逆算することができるので、部屋探しがしやすくなりますが、では、契約まで平均でどのくらいの日数がかかるのでしょうか?
目 次
1.申し込みから契約まで、平均2週間ぐらい
2.急ぎの場合、10日で契約できる可能性が…
3.すぐ入居しない方におススメなフリーレント
4.まとめ
1.申し込みから契約まで、平均2週間ぐらい
賃貸物件における申込から契約までの流れは、下記の通りとなります。
入居申込(仲介会社指定の申込書となります)
↓
入居審査(保証会社審査、管理会社&オーナー審査)
↓
賃貸借契約作成のための書類準備&初期費用支払い
↓
重要事項説明、賃貸借契約書の作成、契約成立、カギ渡し
↓
引っ越し、ご入居
①入居申込
入居したいお部屋が確定した場合、物件紹介を受けた仲介会社において、入居申込書に必要事項を記入します。その後すぐに入居審査が行われます。
②入居審査
大手管理会社物件では、保証会社必須となっているので、入居審査はまず保証会社審査からとなります。保証会社は年末年始を除き土休日でも営業していますので、仲介会社から申請された入居申込書から、過去に滞納歴などがあったか、また家賃を支払える能力があるのかを、保証会社独自の基準によって審査し、もし何も問題点がなければ、1~2日で結果が来ます。
その後管理会社審査となりますが、ここでは主に申込者の人柄(一般常識があるのか/入居申込時にウソをついていないかなど)や管理会社でも再度家賃支払い能力を確認し、その後オーナーさんに審査内容を報告して、オーナーさんがOKを出せば、入居審査が完了となります。
管理会社審査は、管理会社がお休みの場合は、営業日に審査が行われるので、最短で3日、時間がかかった場合では7日前後かかることもあります。
③賃貸借契約作成のための書類準備&初期費用支払い
入居審査が完了後、担当者から連絡が入りますので、審査完了後は「賃貸借契約書作成に必要な書類」を準備していただき、期日までに初期費用の支払いをしていただく事になります。
初期費用の支払いに関しては、クレジット若しくは振込となります。
④重要事項説明、賃貸借契約書の作成、契約成立、カギ渡し
契約書作成に必要な書類及び、初期費用の支払いが完了した後は「重要事項説明」「賃貸借契約書の作成」を行い、基本的には同日で契約成立となり、カギ渡しを行って、晴れてご入居となります。
入居審査で特段問題はなく、また契約書に必要な書類を準備して頂ければ、おおよそ2週間ぐらいで契約成立となります。
2.急ぎの場合、10日で契約できる可能性が…
都合によって、今すぐに入居しなければならない方も、中にはいらっしゃると思われますが、もしどうしても一日も早く入居したい方は、条件が揃えば「10日ぐらいで契約成立は可能」となります。
ただし…
①保証会社からの入居審査に関する電話連絡にすぐに出る
②契約書に必要な書類を事前準備しておく
③仲介会社において重要事項説明および契約書作成をしてもらう
など、少々ハードルが高くなってしまうのですが、上記ができる方ならば、10日ぐらいで契約することは可能とのことです。
3.すぐ入居しない方におススメなフリーレント
賃貸業界では「部屋を仮押さえ」という考え方は、一切ありませんので、もし入居まで少し時間がかかる場合で、物件を気に入った場合には「契約して頂く」以外、部屋を抑えることはできません。
ただ入居が少し先になるのに、契約をしてしまうと「家賃がもったいない」と、誰もが思いますよね?
この場合は「家賃が一定期間無料となるフリーレント」がついている物件ならば、フリーレント期間中は、家賃のみ(共益費などの諸費用は除く)無料となるので、余計な出費を抑えることは可能となります。
4.まとめ
賃貸物件の家賃発生日は、大抵は「賃貸借契約が成立した日」となっています。
特段問題がなければ、約2週間で契約成立=入居可能となりますが、契約日を1か月以上先に延ばすことは、どの仲介会社でも行ってはいません。ただ入居申し込み日が月の真ん中の以前の場合、契約日を月末に設定することは「可能」のケースが多いため、もし契約日を少しでも伸ばしたいのであれば、月末契約を狙うのがおススメです。
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