賃貸物件を探す時、複数の不動産仲介会社に「あらかじめ見学予約」を入れて、見学日に物件紹介してもらいますが、募集している部屋はものすごくたくさんあることから、なかなか一つの物件に絞り込むことができない場合や、また「譲れない条件」が多数ありすぎて、条件に合った部屋がなかなか見つからないケースがあり得るので、部屋探しそのものが疲れてしまったり、妥協して入居した結果「後悔してしまった」方もいるはずです。
賃貸の部屋探しに関して、下記に掲げるポイントをしっかりと把握していれば、実は賃貸の部屋探しに、それほど時間をかける必要性がなく、短時間でお客様が理想としている部屋を見つけることができます。
1.条件をあらかじめ決めておく
賃貸物件を探される時、賃貸サイト等を活用される方が多いと思います。
賃貸サイト上では、お客様が希望される「部屋の条件」を自由に設定することができるので、部屋の絞り込みをする時にはとてもラクです。
ただ、希望条件を事細かく設定してしまうと、希望条件に沿った部屋があまりなかったり、人気設備のひとつでもある「ホームセキュリティー」を希望すると、築年数が浅い物件しか表示されず、家賃も高めに設定されていることから、予算に合わない方の場合、入居する事が難しくなります。
予算的に厳しい場合には、どこか一つ妥協するだけでも「希望条件に沿った部屋」を見つけることができます。
例えば、おしゃれな賃貸物件に住みたい場合「新築物件」「築年数が浅い物件」を連想される方が多いと思いますが、最近では築年数が経過した物件においても、新築同様の部屋となる「リノベーション物件」も増えてきたことから、「築年数を妥協」することによって、おしゃれな部屋に入居できる確率は非常に高くなります。
また最近の新築物件では「インターネット無料物件」が多くなってきていますが、ただインターネット無料物件は、月々の家賃に「使用料金」が含まれているケースが一般的なので、事実上は有料となっています。
さらにインターネット無料物件は、一つの回線を入居者様で分配しているので、ご入居者様同士が「動画」をご覧になると、場合によってはインターネット回線が重くなる可能性が出てきますので、ヘビーユーザーの方や、在宅勤務をされている方にとっては、インターネット無料物件は、ネット環境としては良い環境であるとは言えない場合が出てきます。
快適な環境をご希望の方は、インターネット無料物件ではない物件に入居されたほうが確実にいいです。
2.オンライン内見は、出来たら避ける
新型コロナウイルスの影響により、自宅にいながらお部屋見学ができる「オンライン内見」を実施している仲介会社は多いと思います。
オンライン内見のメリットは、見学先に行かなくても「オンライン上」において見学することができるので、3密を回避することができる点においては、とても優れてはいるものの、ただ現地で「お客様の目で室内を確認できない」という部分においては、デメリット。
その理由は、オンライン上においては「室内の奥行」を確認することができないから。
例えば12帖のLDKがあるとした場合、キッチンが「壁付」か「対面」かで室内の奥行は大きく異なります。壁付けキッチンは、キッチンに占める広さはキッチン本体部分だけなので、室内が広々としていますが、対面キッチンの場合には「キッチンだけで4帖」のスペースを確保してあるので、実際に使用できるLDKはキッチンの部分を引いた広さのみ。
奥行きが確認できなければ、今持っている家具や冷蔵庫などが実際におけるかどうか、確認することが難しく、見学しないままで契約をし、いざ引越しをした時に「家具が置けない」ことがわかったら、後悔してしまいますよね。
3.家賃が安すぎる物件は要注意
家賃が安すぎる物件は、正直言いまして「おススメできない」物件。
家賃が安すぎる物件は、家賃を安くしなければ「入居してもらうことができない」物件なので、設備が古いのは当たり前、外壁塗装も実施していない物件の方が多いので、古さがとても強調されてしまっています。
さらに入居者の質も悪いケースが多いので、入居後トラブルに巻き込まれてしまう可能性が高く、入居したことを後悔してしまいますので、都合により家賃を抑えなければならない方は、ネット上で部屋を決めるのではなく、一度仲介会社の担当者にご相談されることをおススメします。
入居者の質が良い物件か悪い物件かを、すぐに判断できるポイントとしては、敷地内にあるごみ置き場が「きれい」かどうか?
入居者の質がいい物件は、ごみ置き場が清潔であるのはもちろんのこと、ごみ分別マナーなどをしっかり守っているので、この様な物件ではトラブルが発生することは少ないのですが、その一歩で「ごみ置き場が汚い」物件は、マナーなどが守れていない可能性が高く、管理会社の話では、ごみ置き場が汚い物件ほど、問題行動を起こす方が多いとのことですので、安い物件に入居したい場合には、ごみ置き場は必ず確認してください。
賃貸の部屋探しで後悔しないためには「希望条件をあらかじめ決めておく」「できればオンライン内見は避け、現地見学をする」「家賃が安すぎる物件には入居しない」この3点をしっかり意識して部屋探しを行えば、きっと希望条件通りの部屋に入居することができます。
またもし部屋探しで希望物件を探すことができない場合には、遠慮なく仲介会社の担当者に意見をぶつけてみてはいかがですか?契約が成立しない限り、何度相談や見学をされても無料ですので、遠慮なく相談してみてはいかがですか?
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